2023年09月03日(日) 18:00
ここ3年は中京で行われていたが、今年は久しぶりに阪神にセントウルSが帰ってきた。開幕週の阪神芝内1200だから、後方からではなかなか差せないレース。過去5年の阪神芝内1200戦で、勝ち時計が1分7秒台の高速決着だったときに絞ってみると、先行したロードカナロア産駒が[0-4-1-1]と勝てないまでも高確率で連絡みしていた。22年京阪杯キルロード(10人気2着)や19年セントウルSファンタジスト(7人気2着)もこのパターンで、初速が速いカナロア産駒がいたらひとまず馬券には組みたい。(解説:望田潤)
アグリ
母母トゥゲザーはQエリザベス二世チャレンジCS(米G1・芝9F)勝ち。近親にガリニュールS(愛G3・芝10F)のジャンフェルメールなど。父カラヴァッジオは欧短距離G1を2勝したスキャットダディ産駒で、本年から日本で供用中。母父ウォーフロントはデクラレーションオブウォーやアメリカンペイトリオットの父でもあるダンジグ系。緩さが解消し4連勝で阪急杯を制したが、今でもピュアスプリンターというには加速やフォームがしなやかで、1200は少し忙しいのかも。
距離○ スピード○ 底力◎ コース◎
エイシンスポッター
コスモインザハートやエイシンムジカの下で、バリーローンS(愛G3・芝12F)勝ちステラーマスの甥で、母マーゼリンはサンタマリアH(米G1・AW8.5F)2着。父エイシンヒカリは・・・
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望田潤
競馬ライター。血統評論家。育成牧場従業員を経て競馬通信社編集部に在籍、そこで笠雄二郎著「日本サラブレッド配合史」の影響を強く受ける。サイト「血統屋」「競馬道ONLINE」月刊誌「サラブレ」「ECLIPSE」などで血統に関するコラムや予想を執筆中。共著「パーフェクト種牡馬辞典2018-2019」も好評発売中で、馬主・生産者の配合アドバイザーも務める。ブログ「血は水よりも濃し」http://blog.goo.ne.jp/nas-quillo
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