2024年04月16日(火) 18:01
▲記者会見を行った小牧太騎手(撮影:大薮喬介)
4月11日、エキストラ騎乗も含め、園田で8鞍に騎乗した小牧騎手。最終レース終了後、記者のみなさんを集めての記者会見が開かれました。
「もう決めました」と語ったのは、古巣の園田で第三のジョッキー人生を送るべく、もう一度、地方競馬の騎手免許試験にチャレンジすること。今週の『太論』では、その決意の会見の全容をお届けします。
(取材・文=不破由妃子)
※質疑応答に先立ち、まずは小牧騎手から記者会見の趣旨が説明されました。
小牧 地方競馬の免許をもう一度取って、園田にね、所属しようかなと。また新たな挑戦をするために、すでに願書を出しました。もう決めました。
園田でずっと乗っていて、何度もリーディングを獲っている僕なら簡単に戻れると思っている方もいるかもしれないけど、そういうわけにはいかないんですわ。(NARとJRAでは)免許が全然違うので、改めて地方競馬の免許を取らなければいけない。
一次試験、二次試験とちゃんと受験をしなければならないということで、その願書を出したんです。一次試験の(過去の)問題を見てみたら、かなり難しいですわ。今、勉強しているところなんですけど、もっと勉強しなければ落ちる可能性も十分にあります。
すでにJRAにも報告させてもらって、JRAの免許を持ちながら試験を受けられるということなので、もし落ちたとしても、今まで通りJRAでジョッキーをやれるということなんですけど、年齢が年齢ですから、僕にはもう時間がない。60歳まで乗ることが目標なので、(目標を達成して)この園田でムチを置くことができればいいなと思っています。
JRAでもね、自分はまだまだ乗れると思って、ここ4、5年は試行錯誤を続けてきたんですけど、・・・
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小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。その後もローズキングダムとのコンビで朝日杯FSを制するなど、今や大舞台には欠かせないジョッキーとして活躍中。
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