【マイルCS】クルーガーいざ戴冠へ 3頭回避で悲願のG1出走…幸運生かす

デイリースポーツ

2017年11月17日(金) 09:00

 念願のG1初舞台。戴冠へ文句なしの態勢を整えるクルーガー(先頭)

 「マイルCS・G1」(19日、京都)

 クルーガーが念願だった舞台に立つ。当初は除外候補の身だったが、賞金上位馬の回避でかなった大一番出走。“G1を獲らせたい馬”-陣営の熱い思いに応えるように、自身の状態はグングン良化。最高の出来を引っ提げ、実績のあるマイルのスペシャリストたちに挑戦状をたたきつける。なお、出走馬18頭が確定。17日に枠順が発表される。

 「風は吹いていると思います」-。高野師の表情は自信に満ちあふれていた。

 当初、クルーガーの出走馬決定順は21番目だった。その後3頭が回避したことで、滑り込みで18頭のメンバー入りがかなった。「今回はG1に出したかったので、最後まで粘ってみた。幸いにも出ることができました」と笑みがこぼれる。

 昨年はマイラーズCを制しながら、その後3歳時に続く2度目の骨折で1年間の戦線離脱という不運に見舞われた。それもあって今回、悲願のG1出走への幸運が巡ってきたという意味は大きい。なぜなら、今回が戴冠への最大のチャンスだと、陣営は踏んでいるからだ。

 トレーナーは「今が一番いい」と、デビュー以来、最高の出来と自負する。1年ぶりだった今春のマイラーズCでは、さすがに動きが重かったが、秋になってグンと良化してきた。「牧場の方々が良くやってくれました。馬に課題がなく、シンプルに整えるだけでいいんです。相当、状態はいい」と強調する。

 秋初戦の富士Sは3着だったが、それを叩かれてさらに状態は上向いている。15日の最終リハでは栗東坂路でラスト1F11秒9。キレキレの動きを披露して、師の言葉を裏付けた。「素質がすごく、種馬にしたいと2歳の時から感じていた。骨折して(いったんは)G1のチャンスを逃したが、やっとたどりついた。馬の力を証明したい。この馬のためにも勝ちたい」と熱い思いを口にした。

 舞い降りた強運、そして馬に対する絶対的な信頼。念願のマイル王決定戦で、陣営の夢が一気に花開く。

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