【チャンピオンズC】サウンドトゥルー連覇モード 大野も自信「不安ない」

デイリースポーツ

2017年11月30日(木) 07:00

 連覇へ向けて文句なしの動きを見せたサウンドトゥルー

 「チャンピオンズC・G1」(12月3日、中京)

 連覇へ向けて、視界は良好だ。昨年の覇者サウンドトゥルーは29日、美浦坂路で単走。既に1週前で事実上の最終リハを終えており、息を整える程度だったが、陣営は順調ぶりを強調した。前走のみやこSで重賞初制覇を決めたテイエムジンソクは、栗東坂路で併せ馬。メンバー中、断然の勢いで一気に頂点をつかみ取る。

 22日の1週前追い切りで、事実上の最終調整は終了。あとは指揮者と演奏開始への呼吸を整えるだけだった。

 サウンドトゥルーは主戦の大野を背に、美浦坂路を軽快なリズムで駆け上がる。余計な味付けはせず馬なりのままフィニッシュ。4F54秒7-40秒3-13秒1。両者の感性がぴたりと符合した。鞍上は「先週あらかたやっているので、強い追い切りは必要ない。順調に来ていることを確認できた」とうなずいた。

 続けて「今年は秋のスタートから調子がいいな、と感じていた。不安なくレースを迎えられるし、中京は相性がいい。何の問題もないと思う」と歯切れがいい。連覇が懸かる大一番。昨年は挑戦者の立場で展開、コース取りなど全てがうまく運んだ。JBCクラシックを勝って臨む今回は受けて立つ側に回る。楽な競馬はさせてもらえない。

 大野は「プレッシャーがある中でやれることをうれしく思う。ある程度、型が決まっている馬。枠、展開で変わるけど、臨機応変に対応したい」と言い切った。先週までに53勝(地方1勝を含む)を挙げ、昨年マークした自身の年間最多勝(54勝、うち地方2勝)に王手をかける。自信を深めたからこその言葉だろう。

 ここに至るまでのステップも昨年以上だ。高木師は「去年は夏場の放牧から戻った時、少し硬さが見られた。今年は気になる面がなかった」と胸を張る。さらに「(前走の)JBCは3コーナーから動き、勝ちに行く競馬で結果を出した。その反動もなかったし、本当にいい状態です」と前走の勝ちっぷりに成長を感じている。

 トランセンド(10、11年)以来、史上2頭目の連覇を目指す一戦に「ダートG1はコロコロ勝ち馬が変わる。混戦は混戦だけど、しまいは確実に脚を使う馬ですから」とキッパリ。不安な点は何ひとつない。

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る

      ニュースを探す