【香港国際競走】スマートレイアーがいないと寂しがるドンキ嬢/ねぇさんのトレセン密着

2017年12月08日(金) 20:05

シャティン競馬場のパドックでスクーリング中のステファノス(中央)、トーセンバジル(右)ら(撮影:花岡貴子)

 香港に戻ってきました!というわけで、早速取材です!!

 昨日7日に日本馬はすべて追い切ったいうことで、今朝8日の日本馬はいつものとおり運動が中心でした。パドックのスクーリングのためにステファノストーセンバジルキセキスマートレイアーワンスインナムーンが現れましたが、あとの馬は厩舎地区に留まったようです。

 スクーリングの様子は、ワンスインナムーン以外の馬たちの動きを確認できました。一周4頭並んでゆったりとまわっていましたが、実に落ち着いていましたよ。みな、全くイレ込んでいる様子はありませんでした。

 なんて落ち着いた朝なんだろう!

 と思っていたら、実はそうではなかったことがあとから判明しました…。

 前々回のトレセン密着で6日朝はスマートレイアーレッツゴードンキが一緒にスクーリングをしていた、という話を書きました。そして、今朝はレッツゴードンキは厩舎地区に留まり、スマートレイアーとは別行動だったのです。

 すると…、残されたレッツゴードンキにちょっと困ったことが起きたそうなんです。

「今朝のレッツゴードンキは厩舎まわりの運動だけで馬場には出なかったんだけど。スマートレイアーがいなくなった途端、ドンキは寂しがって、寂しがって。鳴いてばかりいたんだ」と梅田師。

 6日の取材でレッツゴードンキは香港到着時は興奮していたと聞きました。普段、栗東ではおっとりした馬なんですけど、環境の変化に戸惑ったのでしょう。スマートレイアーとは牝馬同士ということもあり、栗東からずっと一緒にここまできました。でも、そのお姉さんがいなくなった途端に寂しがるなんて…。どれだけレイアーがドンキの心の支えになってくれていたか、推察できますね。そして、本番前にこういった体験が出来たことは、陣営にとってもよきナレッジになったはずです。本番までに何らかの対策は打ってくるに違いありません。

「馬体重は前走より少し減るくらいだと思う。ここを目標に調整してきたし、結果を出したい」(梅田師)

 レッツゴードンキは短距離路線に集中するようになってからは芝ダート問わず崩れていません。本番まであと2日、寂しい気持ちを振り切ったドンキの姿が見れるのを楽しみにしています!

(取材・写真:花岡貴子)

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