【香港国際競走】硬い馬場で本領発揮!初ブリンカーのサトノアラジン、池江師「悔いのない仕上げ」

2017年12月09日(土) 18:01

9日朝のサトノアラジン(撮影:花岡貴子)

 先日、香港にて池江師からサトノアラジンがこのレースを最後に引退・種牡馬入りすることが発表された。ここ二戦は馬場の影響もあったとはいえ、不甲斐ない競馬が続いた。しかし、いまのアラジンは違う。

 今週の追い切りでは「悔いを残さないように攻めた」(池江師)というほど芝コースでハードな動きを見せていた。その効果もあり、日を増すにつれサトノアラジン本来の活気が戻ってきている。

「今回は調教からブリンカーをつけています。初めてですがその効果もありますし、調教でもかなり強気に攻めていることで気持ちが乗ってきていますよ」と担当の山元助手。

 レース当日もブリンカーを装着し、集中力アップをはかるという。

 サトノアラジンといえば、走る条件に“晴れ、良馬場”があげられる。香港はここ数日、晴天が続いている。当日の10日の降水確率も0パーセントと条件は整った。

「状態はいいですし、硬い馬場のほうがいいのでこのまま天気が良ければ勝つチャンスはあると思います」(池江師)

 馬場状態についても触れておく。この時期の香港は一年でいちばん湿気の無い季節だ。香港の芝コースは野芝に洋芝をオーバーシードされている。実際に芝コースを連日歩いているが、かなり硬い印象を受けた。実際に調教で馬に乗って馬場の感触を確かめた日本の関係者も「日本の芝に近い感触」と話していた。芝の長さは約10センチ程度で、サトノアラジンが走るにはおあつらえ向きだ。

「有終の美を飾りたい。最後にもうひとつ箔をつけたい」(池江師)

 池江師は、この馬が当歳時セレクトセールで1億3650万円でセリ落とされた時から、GI勝ちを意識していたという。そんな愛馬のラストラン、陣営は渾身の仕上げで挑む。

(取材・写真:花岡貴子)

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