“特殊な馬場”の根岸S 最内突いての6着を“評価”キングズガード穴馬として要警戒/トレセン発秘話

東京スポーツ

2018年02月16日(金) 18:00

しまいを生かす競馬に徹するキングズガード(C)netkeiba.com

 競馬においてトラックバイアスを的確に読み取ることは重要だ。内が残るのか、外が伸びるのか…天候や芝の劣化、また風などによってそれらは常に変化する。よく雨が降った後の「東京の芝は内から乾く」という格言めいたものがあるが、それでは東京のダートはどこから乾くのだろうか?

 根岸Sが行われた1月28日のダートは「内から乾く状態」だった可能性がある。キングズガードを同レースに出走させた寺島調教師はこう語る。

「あの日は特殊な馬場でした。重馬場で普通なら内の先行馬が止まらないはずなのに、外の差し馬ばかりが台頭して…。騎乗していたジョッキー(藤岡佑)も『内めは渋った馬場のわりに重かった』と言っていました」

 確かにこの日のダート戦を振り返ってみると、第1レースこそ直線で内を通った先行馬同士で決着したものの、時間がたつごとに外を回った差し馬が優勢になっていた。

「雨が降ったままだったらああいうこともないんでしょうけど、あの日は内のほうからだんだんと乾いていったということではないかと思います」

 根岸Sのトラックバイアスが“外伸び”なら、直線で最内を突かざるを得なかった6着のキングズガードと、外を回って差し込んだ上位3頭とは、着差ほどの力差はなかったということになる。

「昨年のチャンピオンズカップ(8着)でも1800メートルの距離であれだけ走れたし、GIでもそう差はないと思っています。前回は少し出して行く形になりましたけど、今度はしまいを生かす自分の競馬に徹するつもり」

 反動の出やすいレコード決着で走り切れなかったことは、むしろケガの功名となる可能性も? 前走の敗戦でさらに人気が落ちそうな同馬の気楽な追い込み…フェブラリーSの穴馬として警戒が必要だ。

(栗東の坂路野郎・高岡功)

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