リーゼントロックは“走る時”が分かりやすい/トレセン発秘話

東京スポーツ

2018年08月09日(木) 18:00

“走る時”が分かりやすいリーゼントロック(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規

 昨日の当欄で栗東の坂路野郎・高岡記者がDr.コパこと、小林祥晃オーナーの馬運の強さに触れていたが、今週札幌のGIIIエルムSリーゼントロックを送り出す“ハマの番長”こと、三浦大輔オーナーもなかなかの馬運の持ち主ではなかろうか。

 実は先週の札幌(芝千二)でも、同オーナーが所有するリーゼントアイリスが11番人気(単オッズ74.3倍)で3歳未勝利V。大穴をあける出来事があった。

「聞けばオーナーは馬券でも相当に儲かったらしいです。せっかく取材してもらったのに、こっちは強く推せなくてすみません」とは岡勇策助手。とはいえダメなのは脈あり話を聞きながらも◎を打ち切れなかった当方(印は▲)。これが“強運番長”との大きな差なのかと、火曜(7日)朝からすっかり落ち込んだ札幌の宴会野郎である。

 さて今週のリーゼントロックだが、岡助手に言わせれば「リーゼントアイリスに比べて極めて分かりやすいタイプ」とのこと。むろん、馬券の取捨の話だ。

「もともと後肢に弱点があって、トモの状態が良くない時はまったく走れない。逆にトモの具合が良ければおのずと結果が伴うタイプです。その意味で大沼S(1着)は納得の走りだったし、マリーンS(3着)は若干疲れがあった分ですね」

 とはいえ前走のマリーンSは4角10番手から最速上がり(37秒6)を駆使して3着。これまで先行粘り込みを身上とした同馬が新境地を示したのだから、収穫大の一戦と言えよう。

「今回はトモの具合も上がってきたし、京都千八で1分49秒5の走破時計があるように、意外に時計対応も利くタイプ。まだ少し太いけど自分で体をつくるから、競馬の幅が出たことが生きるようなら面白いですね」

 昨年エルムSは13着大敗を喫したが、どうやら今年の“番長号”は軽く扱えないムードである。

 一方、矢作キュウ舎の2頭出しのもう一頭ドリームキラリに関しても「前走のプロキオンS(6着)は自分の形じゃなくても崩れず頑張った。以前に比べて二の脚がつくようになったのも、近走の安定感につながっていますね。それだけ馬がしっかりしてきたということでしょう」と同助手。「内心ワンツーを狙っていた」という今春の中山・総武Sは2、4着の結果に終わったが…。北の大地で陣営の野心がぶり返しているのは間違いない。

(美浦の宴会野郎・山村隆司)

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