【メイクデビュー】ロジャーバローズ、タニノアーバンシーなど中竹厩舎情報/ねぇさんのトレセン密着

2018年08月09日(木) 18:30

三面川特別に出走予定のカイザーバル(牝5・中竹、撮影:花岡貴子)

 今回は中竹厩舎の有力馬とデビュー予定の2歳馬の情報をピックアップしてお届けします。

 まずは気になるメイクデビュー情報から。来週、新潟では戸崎騎手騎乗でロジャーバローズ(8月18日、芝2000m)、小倉では幸騎手騎乗でイグナイトセプター(8月19日、芝1800m)がデビュー予定です。ロジャーバローズはPOGでも人気の1頭ですね。追うごとに軽快さを増しており、とても楽しみなメイクデビューを迎えられそうです。

 続いて、今週出走予定の3頭です。博多ステークスタニノアーバンシーは放牧帰りですが「よい感じ」とのことでした。

「前走は少し腰角が角ばっていましたが、今回はだいぶふっくらして本来の雰囲気に戻ってきました」(以下、コメントは岸本助手)

 以前より調教は動けていますね。

「坂路でもスッと動けるようになりました。もう少し結果を残していい馬だと思います」

 カイザーバル石橋脩騎手三面川特別に出走します。9か月ぶりをひと叩きされ、いい気配です。

「調整過程は前走より今回のほうがいいですね。ひと叩きされて上積みを感じます」

 歩様が少し硬いところがある馬ですが「良くなっていますよ」とのこと。

 1000万下にいる馬ではないと思いますし、今回は結果を期待したいできるのではないでしょうか。

 豊栄特別サロニカは降級戦。

「普通に順調です。引っかかるところはありますが、それもこの馬の持ち味かと」

 これまで準オープンで善戦してきましたし、前走は得意としない不良馬場での競馬でしたから度外視していいのではないかな、と思います。

 最後に、障害のヨカグラについて。小倉サマージャンプ(JG3)は実に強かったですね! この馬、障害未勝利からオープンを連勝しているように前任者の林騎手もかねてから「すごく実力がある」と話していたのですが、如何せん、気分屋というか走る気持ちがレースに向かないと全く結果が出ない、という極端な性格なのです。小倉SJでは西谷騎手が二回目の騎乗ということで、特徴もつかんでいい結果に結びつきました。本当に良かった!

 いまはレース中に作ったキズ腫れがあるくらいで、とくに問題はないとのこと。すでにグリーンウッドトレーニングに放牧に出ており、今後に備えるとのことでした。秋はステップレースをはさみ、暮れの中山大障害を狙います。

 気分屋さんなので馬券的には実に狙いにくいけれど、外すのも怖い。ヨカグラの具合が良ければ良いほど、馬券的には悩ましい選択を迫られそうですね(苦笑)。

(取材・文:花岡貴子)

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