【白山大賞典予想】脚質、斤量差で有利な3歳馬グリムに注目/地方競馬

2018年10月01日(月) 18:30

レパードSで逃げ切りVのグリム(撮影:下野雄規)

 97年にJpnIIIへ昇格し、今年で20回目となる白山大賞典(07年は、馬インフルエンザで地元重賞扱い)。今年、JRAから参戦する5頭はすべて重賞勝ち馬で、これまで条件馬やOP昇級したばかりの馬たちの参戦が多かったことを思えば、豪華メンバーといえる。

 何より珍しいのは3歳馬による挑戦だ。今年参戦するグリムはレパードSを逃げ切った実力馬で、栄冠を期待できる1頭。距離・地方交流・古馬との対戦、どれも初物尽くしとなるが、小回りの2100mであれば克服できるはずで、脚質はいかにも金沢向き。古馬との最大5キロの斤量差も有利に働きそうだ。

 同じ3歳馬で、斤量52キロのドンフォルティス北海道2歳優駿での差し切り勝ちは確かに強烈だったが、白山大賞典は道中1〜3番手を進んだ馬の勝利が際立っているレースだけに、道中の位置取りがカギになりそう。それはミツバにも同様のことがいえる。自在性があり、ロングスパートも利くイメージだが、外を廻ってはスタミナを奪われる馬場だけに、いかに道中を巧く立ち回れるかに尽きるだろう。

 コース適性を考えると、不気味に映るのが先行力があるセンチュリオンマイネルバサラの2頭だ。地方勢では金沢の馬場を経験しているカツゲキキトキトモズオトコマエが上位だろう。とくにカツゲキキトキトは3年連続の挑戦。昨年は2着と実績もあり、今年に賭ける思いは強い。

 スタートをしてから最初のコーナーまでは200m以上あり、そこまでのポジション取り、そしてレースが動く2コーナー付近での各馬の動きには注目。中央勢、地方勢とも多士済々なメンバーで行われる今年は、見どころがたっぷりの激しい競馬になるはずだ! 発走は10月2日(火)16時30分。
(文=金沢競馬専門紙「競馬ホープ」記者・中村勇好)

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