【有馬記念】人気馬同士の叩き合い 3歳サトノダイヤモンドがキタサンブラック破る/平成有馬記念列伝(2016年)

2018年12月22日(土) 18:30

サトノダイヤモンドがキタサンブラックを差し切った(撮影:下野雄規)

 2.6倍、2.7倍と人気を二分したのはサトノダイヤモンドキタサンブラック。この2頭の一騎打ちムードで、離れた3番人気に前年の覇者ゴールドアクター

 サトノダイヤモンドはここまで7戦5勝2着1回3着1回。春二冠には手が届かなかったが、菊花賞は後続に0秒4差の圧勝と、その才能を開花させていた。

 一方のキタサンブラックも、この年に天皇賞・春ジャパンカップとGIを2勝。前年は3着だったが、当時からのパワーアップは明白で、天皇賞・春ジャパンカップと同じ1枠1番を引き当てた点も有利と目されていた。

 マルターズアポジーが1000m通過61秒0のスローペースながら、後続を5馬身近く引き離す逃げを打つ。キタサンブラックは2番手に控える形で、3番手の外にサトノダイヤモンド、その内にゴールドアクターと有力どころが好位を占める展開となる。3コーナー付近でサトノノブレスが仕掛けていくも手応えを無くして後退。

 残り400m地点でキタサンブラックが先頭に立ち、真ん中にゴールドアクター、外からサトノダイヤモンドと人気3頭の叩き合いとなる。残り100mでキタサンブラックが二の脚を使い押し切るかにみえたが、ゴール寸前でサトノダイヤモンドが差し切った。

 一見、前に行った有力馬で決まった淡白なレースに見えなくもないが、名手と名馬が死力を尽くした紛れもない名勝負だった。レース後にルメールが見せた涙こそ、その何よりの証である。

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