アーモンドアイ満票で年度代表馬に ディープもオルフェも届かなかった快挙

デイリースポーツ

2019年01月09日(水) 10:00

 ジャパンCを制したアーモンドアイとルメール(手前右から3人目)=2018年11月25日

 「2018年度JRA賞」の受賞馬選考委員会が8日、東京都港区のJRA六本木本部で行われ、アーモンドアイが満票で最優秀3歳牝馬に輝くとともに、同じく満票で年度代表馬に選出された。牝馬三冠を達成し、ジャパンCを2分20秒6の世界レコードで制すなど、圧巻のパフォーマンスを連発した昨年。世界制圧を視野に入れる2019年は一層、動向に注目が集まりそうだ。なお、授賞式は28日に都内ホテルで行われる。

 誰もがその実力を認めた結果だ。史上5頭目の牝馬三冠に輝き、ジャパンCで世界レコードを樹立したアーモンドアイが、満票で年度代表馬の座を獲得した。満票での選出は00年テイエムオペラオーに続き史上2頭目(JRA賞となった87年以降)。父ロードカナロアは13年の年度代表馬で、父娘戴冠はジェンティルドンナ以来(父ディープインパクト)の2組目となった。

 大活躍の一年だった。グレード制を導入した84年以降、牝馬によるJRA年間G14勝は12年ジェンティルドンナ桜花賞オークス秋華賞、ジャパンC)に次ぐ2頭目で、G14連続出走で4連勝は史上初。さらに昨年1年間で獲得した賞金は7億1242万3000円。3歳牝馬による獲得賞金7億円超えも初の快挙だ。管理する国枝師は「昨年は大変素晴らしい結果を出すことができました。オーナーや生産者など関係者の皆さまのおかげです」と感謝の気持ちを伝えた。

 2019年は満を持して世界へ打って出る。現在は福島県のノーザンファーム天栄に放牧中。UAE・G1のドバイターフまたはシーマクラシック(ともに3月30日・メイダン)に参戦を表明しており、秋には仏G1・凱旋門賞(10月6日・パリロンシャン)に挑戦する。「まずは一歩一歩ですね。また来年選んでもらえるように、今年も頑張りたいです」と指揮官。主戦のルメールも「今年も大きなレースを勝っていきたいですし、一番の目標は凱旋門賞」と腕まくりだ。天才少女がいよいよ、世界の強豪相手に規格外の走りを見せる時がやって来た。

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