【きさらぎ賞】ダノンチェイサー、2億5000万の脚見せた! 2馬身差で重賞初制覇

デイリースポーツ

2019年02月04日(月) 06:00

2番手から抜け出すダノンチェイサー

 「きさらぎ賞・G3」(3日、京都)

 17年1歳セレクトセールで2億5000万円(税抜き)の高値で取引された良血馬が出世レースを制し、クラシックの主役候補に名乗りを上げた。3番人気のダノンチェイサーが、2番手から抜け出して重賞初制覇。皐月賞(4月14日・中山)を射程圏に入れた。管理する池江師は16年サトノダイヤモンドに続く、歴代最多の4勝目。2着は6番人気のタガノディアマンテ、3着に7番人気のランスオブプラーナが入り、1番人気のヴァンドギャルドは4着に敗れた。

 直前に降り出した雨も関係なかった。3番人気のダノンチェイサーが、後続に2馬身差をつけ、過去13頭のクラシックホースを輩出した一戦で重賞初制覇を決めた。17年の1歳セレクトセールで、2億5000万円の値をつけた素質馬が、片りんを存分に見せつけた。川田は「しっかり勝ち切ってくれて何よりです。セリで、これだけの金額で取引された馬。まずひとつ(重賞を)勝つことができて良かったです」と納得の表情でうなずいた。

 序盤は行きたがる相棒をなだめながら、2番手を追走。「この馬としては我慢してくれたなかで、いいリズムで走れていた」と抜群の手応えで4コーナーへ。「前をつかまえられる距離で、後ろにもつかまえられない距離を意識して組み立てた。想像以上にいい走りをしてくれた」。直線半ばで満を持して右ステッキでゴーサイン。残り100メートルで先頭に立ち、堂々と押し切った。

 東京競馬場で見届けた池江師は「川田君がうまくなだめて乗ってくれました」と、鞍上の手腕をたたえる。指揮官にとっては16年サトノダイヤモンドに続く4勝目で、伊藤修司元調教師、服部正利元調教師の3勝を抜き、単独トップとなった。「クラシックに向け、皐月賞、ダービーも賞金的に十分かな」と大舞台を見据えた。

 「取りあえずリフレッシュさせたい。(皐月賞に)直行の可能性もあります」と、今後は放牧でさらなる成長を促し、本番に臨む予定だ。距離延長など克服すべき課題は残るが、能力は世代屈指。出世レースを制した良血馬は、ビッグタイトルを追い求めていく。

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