【大阪杯】ブラストワンピース不動心 抜群の動きを披露 池添「一番良かった」

デイリースポーツ

2019年03月22日(金) 06:00

 池添を背に順調な調整ぶりを披露したブラストワンピース(手前)=撮影・三好信也

 「大阪杯・G1」(31日、阪神)

 昨年末の有馬記念を制したブラストワンピースが21日、美浦Wコースの併せ馬で抜群の動きを披露した。今年初戦がいきなりG1となるが、陣営の仕上げはほぼパーフェクト。ひと回りスケールアップして、2つ目のビッグタイトル奪取へ視界良好だ。また、栗東坂路ではG1初制覇を目指すステイフーリッシュが軽快な走りを披露した。

 グランプリホースの風格をたっぷりと漂わせながら、ブラストワンピースは主戦・池添を背に美浦Wへ。6Fで4馬身ほど先行するペルソナデザイン(3歳500万下)を見ながら、徐々にペースアップ。直線入り口あたりで内から馬体を並べると、一気にトップギアに入って加速。鞍上のアクションに応え、豪快にチップを蹴散らし併入した。

 6F81秒6-36秒6-12秒2に、感触を確かめた池添は「1週前なのでしっかりやっておきました。落ち着いていたし、フットワークも柔らかい。今までの1週前追い切りの中では一番良かった」とキッパリ。心身のさらなるスケールアップを確信したようだ。

 大竹師も「背中を使えていたし、大きく走っていた。ジョッキーも言っていたが、柔らかみもありました」と充実ぶりを強調する。以前はゲート内でガタガタすることもあったが、「今はゲート練習でも、ウソのようにピタッとしています」と“不動心”の境地をつかみつつある。

 阪神コースは昨年3月に外回りの毎日杯を快勝。レースに幅が出た今なら、内回りも問題ないはず。G1馬8頭がそろう頂上決戦でも、主役の座は譲らない。

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