未勝利、500万下、すみれSと3連勝中のサトノルークス(栗東・池江泰寿厩舎)。今朝4日は皐月賞(4月14日・中山芝2000m)に向けた1週前追い切りを行っている。

　朝一番のCWコースで池添謙一騎手が騎乗。ヴェルテアシャフト、サトノゲイルを追いかける最後方の展開だったが、たまたま単走で追い切っていたメイショウテッコン(栗東・高橋義忠厩舎)が後ろからプレッシャーをかけるような状態で追いかけてきた。

　しかし、それを気にすることもなく、自分のリズムで前を追走。直線半ばで前2頭に追いつくと、あとはサトノゲイルとの追い比べを制して、先着でのゴール。時計は6F82.6〜5F68.0〜4F53.6〜3F39.3〜1F12.3秒、ある程度は時計が出る馬場状態を考慮すれば、特筆するほどの数字ではない。

　ただ、追われてからの粘り強さなどは目立っている。先週の併せ馬に比べると、しっかりと動けるようになっているし、来週になれば、もっと鋭い走りを見せてくるのではないだろうか。

(取材・文：井内利彰)