【アイビスSD】ライオンボス3連勝で重賞初V 代打・田辺「勝てて良かった」

デイリースポーツ

2019年07月29日(月) 06:01

 抜群のスピードで押し切ったライオンボス(左)

 「アイビスSD・G3」(28日、新潟)

 新たな“千直”のスペシャリストの誕生だ-。単勝1・9倍と圧倒的な人気を背負ったライオンボスが、抜群のスピードで主導権を奪うと、そのまま後続を寄せつけず逃げ切り勝ち。重賞初出走初Vを飾った。急きょ代打騎乗を務めた田辺は重賞騎乗機会3連勝となった。2着は3番人気のカッパツハッチ、3着には9番人気のオールポッシブル藤田菜七子騎乗のレッドラウダは9着に終わった。

 かかってくるなら、かかってこい!断然の1番人気に支持されたライオンボスが、小細工なしの逃走劇で堂々と初タイトルを獲得した。

 まさに横綱相撲だった。好スタートを決めてダッシュ良く飛び出すと、すぐさま外ラチ沿いの“Vロード”を確保。そこからゴールまで一直線。ライバル勢を尻目に、先頭でゴールを駆け抜けた。

 騎乗予定だった鮫島駿が、土曜の小倉で落馬負傷。急きょ手綱が回ってきた田辺だったが、「この馬のレース映像を見たり関係者と話をして、イメージ通りの競馬ができました。人気を背負っての先行策で、負かしにくる馬もいて楽ではなかったですが、勝てて良かった」と、ホッとした表情で振り返った。

 ラジオNIKKEI賞、プロキオンSに続き、重賞騎乗機会3連勝と目下絶好調の田辺。今週は2週間の騎乗停止明けだったが、それでも“仕事人”らしく冷静に、初コンビの相棒をVへと導いた。自身も2011年のマイルCSで、負傷のため騎乗できなったエイシンアポロンが勝利するという経験をしているだけに、「いい馬に乗れて、勝たせてもらいました」と鮫島駿に配慮してか控えめに喜んだ。

 父の和田正道元調教師とともに表彰台に上がった和田郎師は「1番人気でマークされてきつい競馬でしたが、よく頑張ってくれました」と安どの表情。これで直線競馬は3戦3勝となったが、今後は距離、ダートと選択肢を広げていく構えだ。「スプリンターズS(9月29日・中山)?もちろん視野に入ると思います」とトレーナー。圧倒的なスピードを武器に、これからも縦横無尽に短距離界を疾走する。

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