【大井・雲取賞】ゴールドホイヤー完勝、羽田盃へ 吉原寛人騎手「これから本当に楽しみな馬」、岩本洋師「ここまで成長してくれて本当に感無量」

2020年02月07日(金) 11:00

4番人気ゴールドホイヤーが3馬身差完勝(撮影:高橋正和)

 6日、大井競馬場で行われた第2回雲取賞(3歳・重賞・ダ1800m・1着賞金1200万円)は、中団から徐々に進出し4コーナーで2番手まで上がった吉原寛人騎手騎乗の4番人気ゴールドホイヤー(牡3、川崎・岩本洋厩舎)が、逃げ粘る8番人気ファルコンウィング(牡3、浦和・小久保智厩舎)を残り100m地点で捕らえて抜け出し、最後はこれに3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分56秒1(良)。

 なお、本レースの上位3頭は京浜盃、上位2頭は羽田盃への優先出走権をそれぞれ獲得した。また、本馬を管理する岩本洋調教師は昨年のヒカリオーソに続く雲取賞連覇を達成し、節目の通算600勝目を飾った。

吉原寛人騎手
「前走の川崎では砂を被ると上に飛んだりして、まだ慣れてない感じでしたが、今日は落ち着いて終始どっしりとして、いつでも動けるぞという感じだったので、一戦ごとに強くなっていると思いました。

 あまりごちゃつきたくなかったので、少し外目で気分よく走らせて、いつでも動ける手応えがあったので前を射程に入れていました。直線は、どれくらい動けるかなと思ったんですけど、しっかり最後までハミを取ってくれました。内容は本当に良かったです。

 これから本当に楽しみな馬です」

岩本洋調教師】
「この馬は入厩当時本当にやんちゃだったので、ここまで成長してくれて本当に感無量です。

 普段はやんちゃなところがあるんですが、意外とレースでは落ち着いてくれます。パドックから馬場に出るまで従順なところを見せてくれたので安心しました。

 一番外枠なので、外にキレないといいと思って、それだけ吉原騎手にお願いして、あとはお任せしました。位置取りも良かったし、終いキレる馬なので、安心して今日は見ていられました。

 次は羽田盃を、と思っています」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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