【共同通信杯】フィリオアレグロ豪快リハ!状態に太鼓判 クラシックへ名乗り上げる

デイリースポーツ

2020年02月14日(金) 06:00

 フィリオアレグロ(右)は美浦Wでの3頭併せで好気配をアピール(撮影・三好信也)

 「共同通信杯・G3」(16日、東京)

 フィリオアレグロが13日、美浦Wでの3頭併せで力強い走りを披露。昨年10月の新馬戦V以来の実戦だが、休み明けを感じさせない仕上がりの良さをアピールした。国内外でG12勝を挙げた半兄サトノクラウンでも届かなかったクラシックの栄冠を目指し、ここで初タイトルを奪取して、堂々とG1戦線に名乗りを上げる。

 フィリオアレグロの最終リハは、美浦Wでの3頭併せ。イーグルバローズ(6歳オープン)が真っ先に飛び出し、2番手には昨年の秋華賞に出走したサトノダムゼル(4歳3勝クラス)が続き、3番手から追走。直線に入ると先行したイーグルバローズがまず脱落し、サトノダムゼルとの追い比べとなったが、手応えはフィリオアレグロの方が優勢。前者に2馬身先着、後者と馬体を並べてフィニッシュし、4F55秒7-40秒4-11秒9をマークした。

 昨年10月の東京で新馬戦を勝ち、4カ月ぶりの実戦。しかし、森助手は「1カ月前くらいにノーザンファームしがらきから戻ってきてからは順調そのもの。1週前追い切りにM・デムーロ騎手に乗ってもらって、しっかり負荷をかけて、きょうもラストまでいい動きでした」と状態面には太鼓判を押す。

 半兄サトノクラウンは16年香港ヴァーズ、17年宝塚記念と国内外のG1を2勝。その兄との比較に関しても同助手は、「現段階でもフィリオには素質を感じるし、緩さも抜けてきてひと回り大きくなった。兄もこの時期は緩かったですから」と同等に近い評価を与える。皐月賞6着、日本ダービー3着と、兄があと一歩果たせなかったクラシック制覇の夢をかなえるためにも、無傷の2連勝で大物ぶりを見せつけたいところだ。

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