【中山牝馬S】タフなコースで近年は差し馬が台頭/コース解説

2020年03月13日(金) 12:05

中山芝1800m

 14日に行われる中山牝馬S(4歳上・牝・GIII)の舞台となる中山芝1800m。このコースについて解説していく。

 なお、中山競馬場の芝コースは内回りと外回りがあるが、芝1800mは内回りを使用する。

 中山競馬の1周距離は内回りが1667.1m、外回りが1839.7m。その特徴は全体の高低差で、5.3mは日本最大となる。また四大場でありながら、ゴール前直線が310mしかない点はしっかり頭に入れておきたい。

 中山芝1800mはスタンド前直線の半ばからのスタート。つまりスタートと同時に上り坂となる。初角となる1コーナーまでの距離は205m(Aコース使用時)と短く、上りスタートとも相まって、先行争いは激しくなりにくい。

 1〜2コーナー中間で最頂部を迎え、そこから向正面半ばにかけて4mほど下る。その後、4コーナーまではほぼ平坦。最後の直線では、残り180mから残り70mの地点に高低差2.2mの急坂が待ち構えている。

 中山芝コースの高低差は5.3mとJRA10場の中で最大であり、直線の急坂を2度超えるというタフなコース設定となっている。

 前述の通り、先行争いは激しくなりにくく、また、内回りコースは使用頻度が少なく芝が良好な状態で保たれやすいため、逃げ・先行馬の活躍が目立つコースではあるが、中山牝馬Sは毎年のように後方待機組が馬券に絡んでいる点には注意が必要だ。

 2回中山は全9日間ともAコースを使用。したがって中山牝馬SはAコース5日目ということになる。全日Cコース使用だった1回中山は終盤、内が荒れ、外が伸びる状態になっていたが、今開催は、そこで使用されなかった内側6メートルが開放された形。先週土曜のオーシャンSは1.07.4という速めの時計での決着だったが、重馬場で行われた日曜9RアクアマリンS(芝1200m・3勝クラス)は1.09.5と時計を要した。開催中盤に差し掛かり、道悪競馬の翌週になるだけに、馬場傾向の変化はしっかりチェックしたい。

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