【ミモザ賞】虎視眈々オークス ウインマリリン横山武史の特大評価「素質はかなり」/POGマル秘週報

東京スポーツ

2020年03月25日(水) 18:00

オークスに向け成長を見せるウインマリリン(c)netkeiba.com、撮影:下野雄規

 GIII毎日杯(28日=阪神芝外1800メートル)は残すものの、桜花賞皐月賞への主要前哨戦はほぼ終えた。ここまでに出走権(収得賞金)を得ていない馬はオークス、ダービーが新たな目標となる。

 そこで当欄が注目したのは牝馬限定の1勝クラス・ミモザ賞(29日=中山芝内2000メートル)。ここにエントリーしたウインマリリン陣営の話からは「まだまだこれからの馬(=伸びシロたっぷり)」、そして「距離が延びてこその馬」なのがハッキリと伝わってくる。

 デビューは昨年12月21日。当舞台で2着に3馬身半差の完勝を決めた。続く1勝クラス・若竹賞は5着止まりとはいえ、最後までじわじわと脚を伸ばし、3着馬とはクビ+アタマ差。この時キャリア1戦だったのは勝ったシーズンズギフト(フラワーC3着)とこの馬だけ。経験値を考慮すれば上々の内容だった。

「線の細い馬体で成長待ちの段階。それに気性もまだ大人になり切ってはいないですからね。そんな状況を踏まえれば、ポテンシャルは相当高いし、伸びシロもあります。上(半兄)のウインヴォラーレも長めの距離が良かった(芝11~13ハロンでJRA3勝)ように、距離はもっとあっていいタイプ。走ってくると思うし、期待度は高いですよ」

 平塚助手はハッキリと大舞台を見据えている。

 一方でジョッキーサイドの期待の高さを伝えてくれたのが、デビュー戦の鞍上で、今回も騎乗予定の横山武史のエージェント。「新馬を勝った時の評価がすごく高くて。この馬に騎乗するために(同日の)中京ではなく、中山に決めたんです」と耳打ちしてくれた。18日の1週前追い切りはその横山武史を背に南ウッドで併せ馬。最内から互角以上の動きを見せた後に、当人を直撃すると…。

「トモの感じが良くなったし、気性の成長も感じます。ただ、もともとあるハミに頼って走る癖がまだ改善されていないんです。上(のクラス)に行くにはそのあたりの成長が欲しいのですが、現状でもこのクラスにいてはいけない馬。能力が高いからこそ、求めるものも大きくなってしまうんですよね。ある程度のポジションで手綱を抱えて(=脚をためて)乗りたい。とにかく素質はかなりのものですよ」

 桜花賞には、すでに栗東入りして牙を研ぐマルターズディオサを抱える手塚厩舎。オークスのころには、このウインマリリンとの「二枚看板」になっているかもしれない。

(立川敬太)

関連情報

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る

      ニュースを探す