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【皐月賞】栗東レポート マイラプソディ(友道調教師)

ラジオNIKKEI

2020年04月15日(水) 17:50

「大舞台でも力を出せる」と語った友道康夫調教師(撮影日は2015年9月、(c)netkeiba.com)

4月19日(日)に中山競馬場で行われる皐月賞(GI)に出走予定のマイラプソディ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)について、追い切り後の友道康夫調教師のコメントは以下の通り。

「(前走は)負けたんですけど、後からビデオを見直したんですが、まずは馬場適性、ペース配分とか、位置取りとか、いろいろ考えてあの内容は仕方ないかなと思っています。レースの後にジョッキーとも話をしたんですけれども、やっぱりそういうところが影響しているのではないかということでした。

元々、3〜4コーナーからエンジンのかかりが遅い馬なので、先週・先々週と併せ馬をしっかりやって、多少なりとも反応が良くなればいいな、というような調教をしました。先週は3頭併せでしっかり負荷をかけるつもりでやったんですが、良い調教ができたと思います。最後までしっかり並んでからも反応していましたし、そこが良かったなと思います。

今週は当該週で輸送も控えていて、負荷をかけたくなかったんですが、反応が遅いところがあるので、最終チェックという感じで、全体の時計は遅かったんですが、2ハロンをしっかり追うように乗りました。今日は坂路が重たかったんですが、良い動きだったと思っています。

元々太りやすい馬ではないのですが、よりシャープになったと思います。先週のひと追いで変わってきたと思います。

前走は東京への輸送という課題もあったんですが、それに関しては問題なかったので、今回も輸送については心配していません。

小回りでこの馬にとっては不得意なコースでないかと思うのですが、そこはジョッキーがずっと乗ってきてくれているので、競馬に行けばジョッキーに任せようと思います。

やはりいつも言っているようにエンジンのかかりは遅いのですが、エンジンがかかれば爆発力を出してくれるところが一番の本領だと思います。時間がかかるだけでいつも(力を)出しているのですが、それが早くかかってくれればいいなと思います。

やはり連勝の馬が何頭もいてすごいメンバーだと思います。前回も東京へ行って平常心で競馬に出られるような感じで、精神的にもタフな馬なので、そういう面でもこういう大舞台でも力を出せると思います。これから競馬まであと数日あるので、その間に(武豊騎手と)話そうと思います。

正直、パンとした馬場の方がよいと思いますが、多少の雨降りでの馬場は良いと思います。

日本が困難な時に競馬を開催できるのは感謝しております。そのためにも、競馬で日本に感動と勇気と希望を与えられるように、僕らが最高にうまく仕上げて、最高の皐月賞にしていきたいと思います。日曜はテレビの前になると思うんですけれども、競馬を見ていただいて、皐月賞をみんなで応援して盛り上がっていただければと思いますので、応援よろしくお願いいたします」

(取材：山本直)
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