【ロータスクラウン賞予想】古馬重賞制覇のミスカゴシマ ふたたび3歳重賞で輝く/NARレース展望

2020年08月16日(日) 11:30

ミスカゴシマはふたたび3歳重賞で輝くのか(写真提供:佐賀県競馬組合)

 8月16日、佐賀競馬場で重賞・ロータスクラウン賞(2000m)が行われる。3歳馬による一戦で、四国・九州地区交流。高知から1頭の遠征馬を迎え12頭立てで行われる。

 注目は前走・吉野ヶ里記念で古馬相手に重賞制覇を果たしたミスカゴシマ

 佐賀の3歳世代を牽引してきた牝馬で、九州ダービー栄城賞では単勝1.4倍に支持された馬だ。それまで逃げて重賞連勝街道を走っていたが、九州ダービー栄城賞では5番手に控え、3着。続く大分川特別も7着と敗れたが、吉野ヶ里記念で復活勝利。3歳牝馬で52kgと斤量の恩恵があったとはいえ、負かした相手は11連勝中だったドラゴンゲートハッピーハッピーなど錚々たる顔ぶれだった。

「1〜2コーナーでは砂を被って嫌がって全く進みませんでしたが、向正面で前が少し開いて砂を被らなくなってからエンジンがかかりました」と石川慎将騎手。外枠もプラスに働きそうだ。

 唯一の遠征馬・マイネルヘルツアス(高知)は2走前の準重賞・山桃特別が強い内容。向正面で後続馬とともにスーッと動くと一気に先頭に立ち、直線でもリードを保ったまま7馬身差で勝った。前走・高知優駿は4着だったが、この時は山桃特別と違い不良馬場で前残りの一日で、上位に逃げ・先行馬が多い中、中団から差してのもの。力は上位。

 オドルキツネは中距離に実績のある馬。今年は初戦で1400mを走ったのみで、あとはずっと1750m以上のレースを使われている。1750mで2勝、2000mの九州ダービー栄城賞も4着と、距離適性を生かして上位に食い込みそう。

 対照的に2連勝中のヨシノフローラは1600mまでしか経験がなく、引き付けて逃げて勝つパターンから、距離をこなせるかどうか。

 そのヨシノフローラにゴール直前で詰め寄っているのがコウキトウライ。こちらの方が上位に食い込む可能性が高いかもしれない。

 フリーファッションJRA時代に1800mと2100mを中心に走っていた。佐賀転入後2連勝。今回、初めて強いメンバーとの一戦でどこまでやれるか。

 ロータスクラウン賞は8月16日佐賀9R、18時10分発走予定。

(文:大恵陽子)

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