【独G1・バイエルン大賞】ミシェル騎手がG1初騎乗へ「飛び上がるほど嬉しかった」 重賞2勝したヴァルデルベとのコンビ

2020年11月07日(土) 17:24

ヴァルデルベとのコンビでG1初騎乗へ向かうミシェル騎手(撮影:Giullia Fillipini)

 現地時間8日にドイツのミュンヘン競馬場で行われるバイエルン大賞(3歳上・G1・芝2400m・11頭)で、M.ミシェル騎手がヴァルデルベ(牡4)に騎乗する。M.ミシェル騎手にとっては自身初のG1騎乗となる。発走時刻は日本時間21時50分(現地時間13時50分)。
 
 ヴァルデルベはドイツ産馬で同国のR.ローネ厩舎の管理馬。今夏以降、M.ミシェル騎手とのコンビでイタリアの重賞を転戦し、2勝2着1回の成績。7月12日イタリア・ローマのカパンネッレ競馬場のカルロ・ダレッシオ賞(G3・芝2400m)で重賞初制覇を挙げ、10月25日のイタリア・ミラノのサンシーロ競馬場での前走ジョッキークラブ大賞(G2・芝2400m)を4番人気で勝利している。
 
 バイエルン大賞の歴代優勝馬にはアカテナンゴ(1985、86)、モンズン(1993)などの他、ディープインパクト母ウインドインハーヘア(1995)がいる。

 ブックメーカーのオッズでは、10月3日のベルリン大賞(独G1)を1番人気で勝利した今年の独ダービー2着馬トルクァートルタッソと、それに短頭差2着のディカプリオの両3歳牡馬が人気を分けている。これに、ゴドルフィンのG3勝ち馬シークレットアドヴァイザー、ドイツで連勝中の3歳牝馬タベラ、中長距離の英G3を3勝しているモランド、さらに、昨年当レースで2、4着だったR.ベケット厩舎の4歳牝馬2頭が続く。ヴァルデルベの人気はそれらに続くものとなっている。

【出走馬】
※1段目:馬番-ゲート番 馬名 斤量 性齢
※2段目:騎手、厩舎
※3段目:着度数 主な戦績

1-11 インディアンソルジャー 60.0kg 牡4
T.スカルディノ騎手、M.クレイン厩舎
[5-0-2-4]20.ハンデ戦(独)4勝

2-7 モランド 60.0kg セ7
S.デソウサ騎手、A.ボールディング厩舎
[7-4-2-11]19.カンバーランドロッジS(英G3)1着

3-2 シークレットアドヴァイザー 60.0kg セ6
W.ビュイック騎手、C.アップルビー厩舎
[4-3-1-3]20.ナドアルシェバT(UAEG3)1着

4-9 ヴァルデルベ 60.0kg 牡4
M.ミシェル騎手、R.ローネ厩舎
[5-1-1-9]20.ジョッキークラブ大賞(伊G2)1着

5-8 アントニアドヴェガ 58.5kg 牝4
R.ホーンビー騎手、R.ベケット厩舎
[5-0-0-4]20.ムハラーS(英G3)1着

6-10 マヌエラドヴェガ 58.5kg 牝4
R.キングスコート騎手、R.ベケット厩舎
[4-4-1-5]20.ランカシャーオークス(英G2)1着

7-6 ディカプリオ 58.0kg 牡3
A.シュタルケ騎手、H.グレーヴェ厩舎
[2-1-0-1]20.ベルリン大賞(独G1)2着

8-3 タックスフォーマックス 58.0kg 牡3
M.ペシュール騎手、H.グレーヴェ厩舎
[0-1-1-2]20.ケルンボンユニオンレース(独G2)4着

9-5 トルクァートルタッソ 58.0kg 牡3
B.ムルザバイェフ騎手、M.ウェイス厩舎
[2-1-1-1]20.ベルリン大賞(独G1)1着

10-4 サニークイーン 56.5kg 牝3
R.ピエチュレク騎手、H.グレーヴェ厩舎
[2-1-1-1]20.メール・ミュルヘンス賞(独G3)2着

11-1 タベラ 56.5kg 牝3
L.デロジェ騎手、M.G.ミンチェフ厩舎
[4-0-1-2]20.ドイツ統一賞(独G3)1着

M.ミシェル騎手のコメント】
「伊ジョッキークラブ大賞を優勝した後、ヴァルデルベにはいくつかの選択肢がありました。最初の候補はミラノのG3でしたが、今週火曜に関係者から電話があり、ミュンヘンの日曜のG1に挑戦してみたいと言われたんです。私にとって初めてのG1騎乗なので、飛び上がるほど嬉しかったです。

出走馬はさすがに強そうです。G1ですからね。ヴァルデルベには100%の騎乗をしてあげないといけません。彼の調教はとても順調に進んでいて、体調も良好です。今週雨が降ったと聞いていて、彼にとって好ましいソフトな馬場だといいなと思います。

私はドイツの競馬に騎乗するのは初めてですが、日曜はG1を含めて3レースに騎乗依頼を頂きました。このレースについて“ググった”んですが、なんとディープインパクトのお母さんが優勝してるんです!私の憧れのディープのお母さんが。何だか素敵な偶然だなと思いました。

今回も、私を100%信頼して下さる関係者の皆さまが、こんなチャンスを与えて下さったことに、心から感謝したいです。チーム全体にとっても素晴らしい経験になると思います。

競馬に騎乗しながら、日本のファンの皆さまの声援を思い出しています。日本が恋しいです。今回G1レースへの挑戦をご報告できてとても嬉しいです。頑張りますので、応援してください」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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