【エリザベス女王杯展望】秋の女王決定戦、あの馬の好走を期待したい

2020年11月12日(木) 06:00

充実期を迎えた今なら善戦以上を期待できる(撮影:下野雄規)

 秋の牝馬の大一番で、今年は京都競馬場改修工事に伴い阪神で行われる。使用されるコースは宝塚記念と同じ芝2200m。4コーナー奥のポケットからのスタートとなるが、最初の1コーナーまでが500m以上あり、先行争いが長引いてタフな消耗戦となることもしばしばある条件だ。

1.府中牝馬S組の存在感が高まる

 府中牝馬SがGIIに昇格した11年以降の9年間で、前走府中牝馬Sの馬が馬券に絡まなかった年は15年の1回だけ。またここ2年連続で、前走府中牝馬Sの馬がワンツーするという活躍を見せている。

2.休み明けは割り引き

 昨年はオークスから直行したラヴズオンリーユーが1番人気で3着。また、一昨年も札幌記念以来だったモズカッチャンが1番人気で3着。それ以前も、17年は宝塚記念から直行したミッキークイーンが3着、16年もミッキークイーンが休み明けで3着、15年はオークス以来だったルージュバックが4着。このレースが秋初戦だった馬の連対は、過去10年で一度もない。

3.馬格のある馬は苦戦か

 過去10年に行われた古馬混合阪神芝2200mの成績を、牝馬に限定して馬体重別で見てみると、420〜439kgが複勝率27.3%、440〜459kgが28.8%、460〜479kgが29.2%なのに対し、480〜499kgは5.3%、500kg以上は0%。


 サラキア府中牝馬Sを3馬身差で完勝。これまで道悪ではあまり成績を残せてこなかった馬だが、重馬場に対応して重賞初制覇を飾った。昨年の本レースは直線でロスがありながらじりじり差を詰めて0秒4差の6着。充実している今年なら善戦以上も期待できるだろう。

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