【愛知杯 予想】ウラヌスチャーム 54キロなら見せ場以上を期待

2021年01月16日(土) 06:05

重賞初制覇を狙うウラヌスチャーム(撮影:下野雄規)

 14年までは12月に行われていた牝馬限定のハンデ戦で、昨年は小倉競馬場で行われ、3連単は60万円近い大波乱となった。今後、3月の中山牝馬S、4月の福島牝馬Sへと続く牝馬限定戦を占う意味でも必見だ。

 ◎ウラヌスチャームの武器は粘り強いスピード。前走のエリザベス女王杯はさすがに相手が強かったが、若手ジョッキーとコンビを組み強敵相手に正攻法でぶつかっていった。結果は13着だったが、見せ場は作っており外枠だったことを考慮に入れれば悪い内容ではなかった。今回のメンバーで54キロなら見せ場以上が期待できそうだ。

 ○サトノダムゼルは、ケンタッキーダービーアニマルキングダムの半妹。体質が弱くデビューが3歳6月。それでも3連勝で秋華賞に駒を進め、前々走の新潟記念は5着だったとはいえ、勝ち馬からはコンマ3秒差と大きく負けていない。前走はリステッドとはいえ、牡馬の強力メンバーに混じって2着。53キロなら十分に勝ち負けだ。

 超がつく大型馬の▲カセドラルベルも豊富なスタミナが武器だ。2勝クラス、3勝クラスを連勝したあと京都大賞典に挑んで先行策から見せ場を作り、前走も牡馬混合のリステッドレースで3着馬とはコンマ1秒差。全4勝を2000m以上で記録しており、中京競馬場でも勝利経験があるのは心強い。

 △マジックキャッスルは1勝馬ながらも、これまで不良馬場に近い重馬場で行われた桜花賞以外は大きく崩れていない。小柄な馬だが、デアリングタクトマルターズディオサといった世代トップクラスの馬たちと差のない競馬を続けながら重賞2着3回。休み明けを苦にするタイプではなさそうで、54キロはむしろ恵まれた感もあるが、この枠順は有利とは言えない。

 桜花賞2着、チューリップ賞2着、秋華賞3着△シゲルピンクダイヤは不思議なほど勝利とは縁遠くいまだに1勝馬。前走で距離にめどを立てたので無視はできないが、できればもう少し内枠が欲しかったかもしれない。

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