【海外競馬】66歳のペリー・オウツ騎手が通算7154勝目を挙げ、佐々木竹見氏を抜く

2021年03月12日(金) 21:00

通算で7154勝を挙げているペリー・ウェイン・オウツ騎手 (c)Coady Photography

 現地時間10日、アメリカのターフウェイパーク競馬場で行われたスターターアローワンス戦(4歳上・AW1600m・1着賞金8400米ドル・9頭)は、3番手追走から4コーナーで外から先頭に並びかけて直線を向いたP.オウツ騎手騎乗の3番人気ティルゼン(セ5、米・L.スミス厩舎)がそのまま粘り切り、後方から追ってきたS.ゴンザレス騎手騎乗の1番人気ダイレクトアプローチ(セ5、米・M.トムリンソン厩舎)にクビ差で優勝した。勝ちタイムは1分38秒53(良)。

 さらに1馬身差の3着にJ.ラモス騎手騎乗の5番人気セブンティセブンティキャット(セ5、米・R.ロドリゲス厩舎)が入った。

 勝ったティルゼンは、父Point of Entry、母Remember Then、その父Pulpitという血統。通算成績はこれで8戦4勝。

 ティルゼン鞍上のペリー・ウェイン・オウツ(Perry Wayne Ouzts)騎手は通算勝利数7154勝(51749戦目)となり、佐々木竹見元騎手の7153勝(JRAの2勝含む)を抜いた。

 オウツ騎手は1954年7月7日(66歳)。アメリカ合衆国アーカンソー州レパント生まれ。1973年オハイオコロンバスのビューラーパーク競馬場でデビュー。リバーダウンズ、ビューラーパーク、ターフウェイパークで競馬場のチャンピオンジョッキー(勝利数)をそれぞれ複数回獲得している。その騎手キャリアをつづったドキュメンタリー映画「アイアンマンペリー・オウツ」は、2015年エクリプス賞メディア部門のTV特集ドキュメンタリー賞を受賞した。

 佐々木竹見元騎手は、1941年11月3日(79歳)。青森県上北郡上北町(現・東北町)生まれ。1960年6月に川崎競馬場の青野四郎厩舎所属騎手としてデビュー。1964年から1970年まで年間300勝以上を7年間継続し、1966年に記録した年間505勝(2384戦)は当時の世界記録。2001年7月引退。愛称は「鉄人」。生涯成績は39060戦7151勝(地方競馬)、20戦2勝(中央競馬)、12戦0勝(アメリカ)。

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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