【宝塚記念】ユニコーンライオン、マル外V決める ユニコーンS制した坂井ともう一丁

デイリースポーツ

2021年06月23日(水) 14:04

 大一番に期待を膨らませるユニコーンライオンと福岡助手(撮影・石湯恒介)

 「宝塚記念・G1」(27日、阪神)

 鳴尾記念で8番人気に反発し、重賞初制覇を飾ったユニコーンライオンは、メンバー中唯一の外国産馬。04年タップダンスシチー以来、17年ぶり6頭目のマル外Vを目指す。鞍上の坂井は先週のユニコーンSをスマッシャーで制しており、人馬ともに勢いは十分。再び波乱を巻き起こすか。

 8番人気の低評価に猛反発。鳴尾記念でアッと驚く逃走劇を演じたユニコーンライオンに、福岡助手は晴れ晴れとした笑みを浮かべる。「実は(2走前の)弥彦Sを勝った後、放牧に出すプランもあったのですが、上のクラスでもやれそうな手応えをつかみましたし、状態もさらに上がりそうだったので、先生にお願いして使ってもらったんです。うまいこと結果も出せましたし、うれしい勝利でした」。人馬ともに重賞初制覇。喜びもひとしおだ。

 福岡助手は西浦厩舎の解散に伴い、3月に矢作厩舎へ移籍。5月のストークSから同馬を担当することになった。休養期間は長かったが「前任者から“いいモノを持っているけど気性がかみ合わない”と聞いてましたが、初日にまたがってすぐに能力の高さは分かりました」と直感。そこからコミュニケーションを図り、距離を縮めて「今は心と体がかみ合っている」と快進撃の理由を明かした。

 担当してから数カ月で重賞を制し、さらにはG1の舞台へ。「馬っ気の強さから去勢する可能性もあったほどですが、重賞を勝ったことでアイルランド産の希少な血を引くこの馬に、種牡馬としての道が開けました。まだ底を見せていませんし、G1でも楽しみを持って臨みます」。競馬のダイナミズムを肌で感じているという。

 中間の調整は順調。あとは「いろいろと考えて乗ってくれているので頼りになる。今、勢いもありますからね」と信頼を寄せる坂井にバトンを託すのみ。“ユニコーン”Sを制して勢いに乗る若武者と、素質が開眼した“マル外”が、今年の台風の目となる。

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