【凱旋門賞】国内現役最強牝馬クロノジェネシス 「いつも通りの調整」で勝つ

デイリースポーツ

2021年09月28日(火) 12:02

 世界の強豪相手に真っ向勝負を挑むクロノジェネシス

 「凱旋門賞・仏G1」(10月3日、パリロンシャン)

 悲願達成なるか。今年は日本から2頭が参戦する。国内現役最強牝馬クロノジェネシス(牝5歳、栗東・斉藤崇)は、3月のドバイに続き2度目の海外遠征。ディープボンド(牡4歳、栗東・大久保)は、前哨戦のフォワ賞を制して勢いに乗っている。99年エルコンドルパサー、10年ナカヤマフェスタ、12、13年オルフェーヴルが2着に健闘したが、どうしても頂点に手が届かない。今度こそ世界の強豪を撃破して夢をかなえたい。

 ドリームレース3連覇を成し遂げたクロノジェネシス。6月の宝塚記念V後には初コンビを組んだルメールに「フランスでもいい結果を出せる」と太鼓判を押された才媛が、再び世界へ挑戦する。

 あえて前哨戦は使わない-。レース9日前の出国は過去の欧州G1挑戦の歴史をたどっても異例だが、斉藤崇師は「いつも通りの調整場で、いつも通りレースに向かえるように。ある程度仕上がった状態で行くのがいいと思って、この方法を取りました」と説明する。大舞台だからと言って変わったことはしない。常識にとらわれず、馬優先で大一番へ調整を進めてきた。

 海外遠征は今春のドバイ以来、2度目。当時もレース10日前の渡航だった。「今年の秋は(凱旋門賞挑戦が)あるかもと思ったのもあって、ドバイに連れて行った」。トレーナーは早くから世界最高峰のレースを意識してきた。全ては悲願達成のための伏線だった。

 これまでの活躍はもはや説明不要だ。「2歳の頃からいい馬だな、走りそうだなとは思っていましたが…」。指揮官の想像を超え、今や日本の現役最強牝馬として君臨するクロノジェネシス。日本競馬界の“創世記”を描くことができるか。自然体を貫いて、世界の強豪に挑む。

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