【日本テレビ盃レース後コメント】サルサディオーネ矢野貴之騎手ら

ラジオNIKKEI

2021年09月29日(水) 21:29

サルサディオーネを勝利に導いた矢野貴之騎手(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和

29日(水)、船橋競馬場(曇 良)で行われた第68回日本テレビ盃(1800m)は、2番人気だった大井所属の牝馬サルサディオーネが逃げ切って勝利。ゴール前で迫るJRA勢を振り切り、ダートグレード競走4勝目をマークした。勝ちタイムは1分53秒5、勝利騎手は矢野貴之

3番人気ダノンファラオ(JRA)が勝ち馬を1/2馬身まで追い詰め2着、さらに1馬身差の3着は5番人気メイショウダジン(JRA)。1番人気に推されたJRAクリソベリルは6着だった。

サルサディオーネ父ゴールドアリュール母サルサクイーン(母の父リンドシェーバー)の7歳牝馬。大井・堀千亜樹厩舎の管理馬。通算43戦11勝。ダートグレード競走は去年のマリーンカップクイーン賞、今年のスパーキングレディーカップに続く4勝目となった。

レース後の関係者のコメントは以下の通り。

1着 サルサディオーネ(矢野貴之騎手)
「素晴らしい馬ですね。牝馬の割にどっしりしたタイプですし、普段どおりいい雰囲気で返し馬ができました。道中は難しいことは考えずに、馬のリズムだけ守りながら乗りました。最後は止まっている感じもありましたが、よく頑張ってくれました。

(牡馬相手のダートグレード競走勝利に)びっくりしていますが、これもまたこの馬の自信になると思います。改めて、力のあるところを見せられて嬉しく思います。もちろん、11月にもっと大きいレースがあるので、そこでも期待しています。またひとつ大きな花を咲かせられるように僕自身も頑張って、馬にも頑張ってもらいたいです」

(堀千亜樹調教師)
「7歳ですがさらにスピードアップして、頑張ってくれています。きょうは牡馬相手ですから気楽な気持ちで、54キロの斤量でどこまで粘ってくれるかと見ていました。7歳ですが充実して、一回一回力をつけてきています。1年を通して安定した体調で出られる馬で、調整もしやすい、賢い馬です。次は選ばれたらJBCで頑張りたいです。応援よろしくお願いします」

2着 ダノンファラオ(横山武史騎手)
「初めて乗りましたが、馬場入りはうまくいったものの、聞いていた通りゲートの駐立が良くなかったです。今後もゲートは課題ですが、砂を被りながらもよく頑張ってくれました」

3着 メイショウダジン(幸英明騎手)
「今日のメンバーでよく走っていました。ゲートが課題ですが、自信の持てる内容でした。オープンでもやれます」

4着 ラストマン(菅原明良騎手)
「今日はものすごく馬の調子が良かったです。もう少し前につけるのがベストですが、ある程度の位置で、前を見ながら運べました。直線も脚を使って、差を詰めてくれました。ただ、前残りのペースでしたからね。よく頑張ってくれました」

5着 ノンコノユメ(真島大輔騎手)
「よく走っています」

6着 クリソベリル(川田将雅騎手)
チャンピオンズカップ以来のレースで、息がしんどかったですね。でも、競馬の前も競馬の間も、ある程度本人が楽しんでくれている様子があったので、それを嬉しく思います」

(取材:中野雷太、小屋敷彰吾)

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