【シンザン記念】ラスール反応抜群 藤沢和厩舎“最後の大物”タイ獲ルへ好気配

デイリースポーツ

2022年01月07日(金) 06:05

 余力十分の走りを見せたラスール(左)=撮影・園田高夫

 「シンザン記念・G3」(9日、中京)

 2月末で定年解散する藤沢和厩舎が送り出す“最後の大物”ラスールが6日、美浦Wの併せ馬で楽々と先着。無傷2連勝での重賞獲りへ、好ムードを漂わせた。

 “グランアレグリア2世”の呼び声高いラスールが、抜群の反応でタイトル獲りをアピールした。

 最終リハは美浦Wでの併せ馬。木幡育(レースはルメール)を背に先行するゼノヴァース(5歳障害未勝利)を2馬身ほど追走。ガッチリと手綱を押さえて、道中の折り合いは十分。直線で内に潜り込むと、終始馬なりではあったがスピードの違いで楽々と抜け出し、6F85秒2-40秒5-12秒6のタイムで1馬身先着を果たした。

 10月東京の新馬戦を3馬身半差で圧倒。騎乗したルメールが「新しいグランアレグリアだね。いい瞬発力」と、コンビでG1・6勝を挙げた名牝を引き合いに出したほどの逸材だ。大江原助手も「もともと走りたい馬だけど、その中で普通に我慢ができている。グランもそうでしたね。反応が良く、周りを気にするところはあるけど、すぐに正常に戻る。それも一緒。この時期だと、チャカチャカするもんですけどね」と頼もしそうに見つめた。

 デビュー2戦目で、牡馬を相手にしての関西遠征。もちろん、春を見据えてのことだ。あのアーモンドアイがぶっちぎったのは4年前のこと。「気持ちの面からも、輸送は問題ないでしょう。もともとスピードはあるけど、今回は力強さも出てきた印象が強いですね」と確実な成長ぶりに目を細める。

 2月末で定年解散する名門・藤沢和厩舎にとって、文字通り“最後の大物”。ここはあくまで通過点。どんなパフォーマンスで夢を広げてくれるか、楽しみでしかない。

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