【フィリーズR】サブライムアンセム 素質開花のV 未勝利戦勝利から一気重賞初制覇

デイリースポーツ

2022年03月14日(月) 06:30

 鋭く伸びるサブライムアンセム(右)=撮影・石湯恒介

 「フィリーズレビュー・G2」(13日、阪神)

 2番人気のサブライムアンセムが馬群をこじ開けて力強く突き抜け、1番人気ナムラクレアとの競り合いを制して重賞初制覇。牝馬クラシック路線に、新たなヒロイン候補が誕生した。頭差の2着に惜敗したナムラクレア、3着に粘ったアネゴハダまでの上位3頭が、桜花賞(4月10日・阪神)の優先出走権をつかみ取った。

 桜の舞台を目前にして、期待馬が一気に素質を開花させた。前走で未勝利戦を勝ったばかりのサブライムアンセムが、勢いに乗って初タイトルをゲットした。

 初めての重賞でも落ち着いたレース運び。道中は前にいるナムラクレアを見ながら折り合いに専念した。「コントロールの利く範囲でためられたので、いいかなと思った」。2度の調教騎乗で癖をつかんでいた初コンビの池添は、冷静に追いだすタイミングを待った。直線に入ると馬群の間を縫ってエンジン点火。最後はナムラクレアを競り落とし、「手応えは十分にあった。狭いところをよく抜け出してくれた」とホッとした表情を見せた。

 藤原師が納得の表情で人馬を出迎える。「100点満点やったんちゃうか。馬の能力を引き出してくれた。乗り難しいけど、うまく理解して乗ってくれた」と鞍上の好プレーをたたえた。初勝利までに6戦を要したが、決して回り道ではなかった。「精神面がしっかりした。経験を積んだから」と指揮官。敗戦を糧に着実に成長カーブを描いてきた。

 祖母は01年桜花賞4着のハッピーパス。さらに母のきょうだいには13年皐月賞3着のコディーノ、16年オークス2着のチェッキーノと先月いっぱいで解散した藤沢和雄厩舎ゆかりの血統だ。「スピードがある血統なのは間違いない」。そう言ってうなずいたトレーナーは、桜花賞に「絶好やな」と意気込む。連勝で勢いづくニューヒロインが、大舞台へとさらに加速する。

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