【オークス】サークルオブライフ復権へ 信頼のM・デムーロが後押し 距離延長歓迎

デイリースポーツ

2022年05月17日(火) 20:15

 反撃を期すサークルオブライフ

 「オークス・G1」(22日、東京)

 10年アパパネ、18年アーモンドアイで2度制覇している国枝栄調教師(67)=美浦=が、自身3勝目を狙って2歳女王サークルオブライフとTR覇者エリカヴィータの2頭を送り出す。桜花賞馬として受けて立つ立場だった先輩2騎とは違い、チャレンジャーとして臨む大一番。“牝馬の国枝”が本領発揮で頂点獲りを狙う。

 未勝利から3連勝で阪神JFをV。破竹の勢いで2歳女王へと駆け上がったサークルオブライフが、復権をかけて樫の舞台に立つ。

 22年に入り、チューリップ賞3着→桜花賞4着と連敗中。ただ、前走に関しては決して悲観する内容ではなかった。馬場の内側が伸びる状況下で、16番枠から終始外々の立ち回り。それでもメンバー最速の上がり3F33秒3を記録し、0秒1差まで追い上げたのは地力上位の証明だろう。

 デビュー当初から国枝師は「距離が延びた方がいい」と言い続けてきた。脚をためられれば切れ味を発揮できるが、マイル戦だとテンに忙しくなり、位置取りが悪くなってしまうのがネック。その点、指揮官が「この距離なら慌てて乗らなくてもいいので」と話すように、前半をゆったり運べる府中2400メートルは絶好の舞台だろう。

 10年アパパネ、18年アーモンドアイに続く、樫3勝目を狙うトレーナーを後押しするのが、心強い鞍上の存在だ。デビューから6戦全てで手綱を取ってきたM・デムーロは、これまでオークスに7回参戦して2勝をマーク。21年は3番人気のユーバーレーベンを勝利へと導いた。このレースの戦い方をよく知る鞍上は、「前走も直線では一番いい脚を使ってくれた。距離は初めてなので何とも言えないけど、ズブいところがあるし、延長するのはいいと思う」と前向き。自身の連覇についても「頑張ります」とヤル気に満ちている。

 ここを勝利すれば、JRA牝馬限定G1・12勝目となり、松田博資元調教師と並びトップタイとなる。「とらぬタヌキの皮算用。あまり欲張るのも良くないからね」と自然体に構える指揮官だが、「勝ちたいよね」と本音もチラリ。女王返り咲きへ、静かに闘志を燃やしている。

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