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藤田菜七子、今村聖奈らJRA現役女性騎手4人が初座談会/トレセン発秘話

2022年12月15日(木) 18:01

左から、今村、永島、古川、藤田、岡オーナー、京都馬主協会・谷口常務理事、細江氏(写真提供＝東京スポーツ)

　先日、JRAの現役女性騎手4人が顔を合わせた初の座談会が京都馬主協会主催にて開かれました。デビュー7年目の藤田菜七子騎手(25＝根本)、同2年目の古川奈穂騎手(22＝矢作)、同2年目の永島まなみ騎手(20＝高橋康)、ルーキー今村聖奈騎手(19＝寺島)が勢揃い。

「みんな服が緑色だったんです～」と和気あいあいとした雰囲気で会はスタート。元騎手の細江純子氏の司会で、騎手になったきっかけ、思い出の一頭、今年の振り返り、来年の抱負、得意とするコースなどなど熱く語り合いました。

　先輩の藤田騎手は「女性ジョッキーが増えてくれてうれしい。しっかりしている彼女たちのおかげで“一人しかいないのでしっかりしなきゃいけない”というプレッシャーから解放されました」と笑顔を見せていました。

　この座談会を発案したのは、今週の朝日杯FSに出走するオオバンブルマイを所有する岡浩二広報委員長。「今年は女性ジョッキーが4人。みんな活躍しているし、心境を聞いてみたいと思って開催しました」と経緯を説明してくれました。

　会の終盤では、岡オーナーから「自分が好きです、得意ですと思っている条件は？」と質問が飛びました。「1200ダートです」(藤田)、「減量を生かして前でとなると短いところかなと思うんですけど、芝の長い距離で単騎で逃げるのも良さが生きるのかなと思います」(古川)、「1800ダートはデビューした時から成績が良くて、中団から差すのが好きです。考えながらレースを組み立てて人気のない馬で勝ったり、もともと行けなかった馬を気分良く行かせて、持たせて勝ったりすると、すごくうれしいなって思います」(今村)と順にアピール。最後に聞かれた永島騎手は「なくなっちゃった…」と笑いながら「1200メートル、1400メートルの牝馬戦は相性がいい印象があります」と答えました。

　今年の11月には同オーナーが所有するエニシノウタが藤田騎乗で勝利(3歳上1勝クラス)。「4人が実際に感じたことを聞いて、勉強になりましたね。スタート、位置取り、ペース、追い出し、それらを瞬時に判断して対応できる技術と体力があれば、一流ジョッキーになれると僕は思っています。彼女たちにもトップジョッキーと互角に戦えるようなジョッキーになってほしい。頑張ってほしいですね」とさらなる飛躍を期待していました。

　座談会の詳細は京都馬主協会の会報誌(23年1月中旬発行)で伝えられる予定です。その後同協会の公式サイトに掲載されるプランもあるそうですが、確実に見られるのは会員のみという“超レアもの”。手に入れたい方はぜひ京都馬主協会に入会を…。

(美浦の対談潜入女子・三嶋まりえ)

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