古馬の重賞上位常連と3歳トップクラスのマイラーが対決/関屋記念の見どころ

2014年08月11日(月) 12:01

休み明けでも走れる格上の存在ダノンシャーク(写真は2013年京都金杯優勝時)

 サマーマイルシリーズの第2弾・関屋記念。今年は初参戦となるダノンシャーククラレントといった実績馬にショウナンアチーヴタガノブルグの3歳トップクラスの馬が参戦。世代間の力比べという点でも非常に興味深い一戦となりそう。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■8/17(日) 関屋記念(3歳上・GIII・新潟芝1600m)

 ダノンシャーク(牡6、栗東・大久保龍志厩舎)はこのメンバーでは格上の存在。前々走の阪急杯では人気を裏切る形になったが、前走の安田記念では4着に入線して力のあるところを見せた。休み明けでも走れるタイプだし、少し間隔の開いた今回も上位争いに持ち込んできそうだ。

 クラレント(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)は前走の中京記念では余裕残しの仕上げ、ハンデ57.5キロもあって8着に敗れてしまったが、今回は夏場で絞れてくるだろうし、斤量も別定の57キロ。巻き返せる条件は揃った。新潟コースは初となるが、同じ左回りの東京での成績を考えると問題ないだろう。

 ショウナンアチーヴ(牡3、美浦・国枝栄厩舎)は朝日杯FSで2着、ニュージーランドT勝ちと現3歳世代ではトップクラスの実績。前走のNHKマイルCでは伸び切る事ができなかったが、差しが決まりやすい今の新潟の馬場は合っていそう。古馬との斤量差もある今回は、じっくり構えて末脚を生かせば上位争いに加われるはずだ。

 タガノブルグ(牡3、栗東・鮫島一歩厩舎)はNHKマイルCで2着に入線。快速ミッキーアイルをクビ差まで追い詰めた。使い込まれて良くなってきた馬だけに、今回は休み明けが鍵となるが、古馬相手にいきなりから目処を立てられてもおかしくはない。

 エキストラエンド(牡5、栗東・角居勝彦厩舎)は前走の安田記念で崩れてしまったが、それまでは重賞戦線で3走連続の上位争いを演じた。新潟コースは初となるが、左回りも問題ないし、リフレッシュの効果があれば再度上位争いは可能だろう。

 その他、マイルで安定した成績を残すマジェスティハーツ(牡4、栗東・松永昌博厩舎)、前走で復活の兆しを見せたミッキードリーム(牡7、栗東・音無秀孝厩舎)、今季は復調ムードのサンレイレーザー(牡5、栗東・高橋義忠厩舎)辺りも上位争いの圏内。発走は15時45分。

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