ハープスターが凱旋門賞前哨戦を制す、吉田勝己NF代表「心配事は全て吹き飛んだ」/札幌記念

デイリースポーツ

2014年08月25日(月) 12:00

直線で力強く抜け出して古馬を撃破したハープスター(左)=札幌競馬場

 いざ、ロンシャンへ。

 サマー2000シリーズ第4戦「第50回札幌記念・GII」(芝2000m)は24日、札幌11Rに14頭で争われ、2番人気のハープスター(栗東・松田博)が同じく欧州最高峰のタイトルを目指す1番人気ゴールドシップとの一騎打ちを制し、1分59秒1のタイムで重賞4勝目を飾った。道中は後方2番手に待機。最後方のゴールドシップとともに勝負どころで好位の後ろまで進出し、直線で先頭へ。最後は外から迫ったゴールドシップを3/4馬身差で退け、凱旋門賞・仏GI(10月5日・ロンシャン、芝2400m)へ大きく弾みをつけた。3歳牝馬のVは92年サンエイサンキュー以来、22年ぶり2頭目。さらに5馬身差の3着には7番人気のホエールキャプチャが入った。

 大目標へ向けて好発進だ。ハープスターゴールドシップとの“一騎打ち”を制した。川田は「向正面に入って、ゴールドの位置を確認。3角で動かしていいと指示されていたし、自分のリズムで上がって行けましたね」と大役を果たして息をついた。オークスで左前脚の蹄鉄が外れかけたまま走り、まさかの2着。放牧後もその後遺症で歩様が悪かった。最終追い切りでも左前脚を落鉄したが「次を考えたら1回使わないと。きょうは指示通りに動いてくれたな」と松田博師はうなずいた。

 ノーザンファームの吉田勝己代表は「心配事は尽きなかったが、全て吹き飛んだ」と話し、大一番でも川田に手綱を託すことを明かした。9月20日に3頭で出国し、フランスではジャスタウェイゴールドシップと同じく小林智厩舎に入厩する。自信を取り戻したヒロインが世界へ大きく羽ばたく。

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