ディープ産駒サトノジャパンが英でデビュー

2019年10月24日(木) 20:50 0 6

23日、英国のケンプトンパーク競馬場6Rで日本生まれのディープインパクト産駒、里見治氏(名義はサトミホースカンパニー)所有のサトノジャパン(牡2、M・スタウト)がデビューし、鮮やかな差し切りで初戦を飾った。

オールウエザーの1400メートル戦(13頭立て)に出走。エリザベス女王所有の1番人気フルイション(牡2、W・ハガス、父オアシスドリーム)が直線早め先頭で粘り込みを狙い、そこへハムダン殿下所有のラーティア(牡2、M・トレゴニング、父インヴィンシブルスピリット)が並びかけたが、大外からサトノジャパンが強烈な末脚で2頭を抜き去った。鞍上はジェイソン・ワトソン騎手で勝ちタイムは1分27秒70。

サトノジャパンは日本の社台ファームが生産。昨年7月のセレクトセールで1億8000万円で落札され、里見治オーナーが英国デビュー、マイケル・スタウト調教師(英ダービー5勝の名伯楽)に預ける予定を明かすとともに、「目標はもちろんエプソムダービー(英ダービー)。夢は大きく持った方がいい」と壮大なプランを語っていた。

血統は母が米G1・2勝のドバウィハイツ。日本で走る半姉リバティハイツ(父キングカメハメハ)は昨年のフィリーズレビューを勝っている。母の半弟メイクビリーヴは仏2000ギニー、ラフォレ賞を制覇し、現在は種牡馬になっている。

レーシングポスト電子版はサトノジャパンを「強い印象を与えた」と評し、そのプロフィルと来年の英ダービー(G1、芝2410メートル、6月6日=エプソム)に登録を行っていることを紹介している。

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