「馬の寝床」でバイオマス発電

2020年01月07日(火) 20:35 0 5

JRAは総工費約36億円で、栗東トレセン内に木くずや稲わらの燃焼、発電施設を完備し、昨年11月に稼働を始めた。1日58・5トンの処理が可能で、木くずや稲わらに付いた馬ふんも一緒に燃やすことができる。年間の最大発電量は410万キロ・ワット時で、一般家庭934世帯分に相当する。これで栗東トレセンの燃焼、発電施設に必要な全電力を賄い、残りで年間数千万円の売電収入も見込んでいる。

 2000頭以上の競走馬がいる栗東トレセンからは、馬の寝床に使われ、ふんで汚れた木くずや稲わらが1日約55トンも排出される。これまでは堆肥(たいひ)にして販売していたが、取引先の都合で契約を打ち切られるなど不安定で、堆肥にするのに1〜2か月発酵させるため臭いの問題もあった。JRAの担当者は「生物資源の木くずやわらをクリーンエネルギー創出に活用することで、環境にかかる負担を低減させたい」としている。

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