フランス再開1週間「良かった」清水裕夫師

2020年05月19日(火) 13:58 0 0

11日にフランス競馬が無観客で再開され、1週間が経過した。現地で開業している日本人の清水裕夫調教師(38)も再開後、すでに管理馬を出走させている。

フランスを代表する競馬の街シャンティイで開業した清水師。「再開しての感想は…、良かったです。この一言につきます」。3月中旬からの競馬中断期間、先行きが不透明な中、シャンティイ地区で馬の調教は続いていた。ようやく迎えたクラシックシーズン。言葉には実感がこもっている。

14日にはパリロンシャン競馬場で重賞、G1レースでの活躍を期待する3頭が出走した。オークス候補が集まったヴァントー賞(G3、芝1800メートル)ではフィーヒストリク(牝3、父ルカヤン)が5着。2頭出しだった3歳馬のポンヌフ賞(リステッド、芝1400メートル)ではブレイブシーナ(セン3、父ベイテッドブレス)が3着、ヨモギ(牝3、父ゾファニー)が5着に入った。

フランスの無観客競馬の現状は「出走馬1頭につきスタッフ1名が競馬場へ帯同可能。それに加え調教師1名のみ(馬主、生産者は不可)。マスク着用は必須となっています。正直、こちらの競馬場は平日はあまり観客がいませんので、雰囲気は変わりません。厩舎地区の雰囲気も正直、同じです」(清水師)。日程変更が行われ、かつてないイレギュラーなシーズンがスタートしたが、その表情は希望に満ちあふれている。 フィーヒストリクは7月5日の仏オークス(ディアヌ賞、G1、芝2100メートル、シャンティイ)、ヨモギは6月1日の仏1000ギニー(プールデッセデプーリッシュ、G1、芝1600メートル、パリロンシャン)に登録を行っている。1月、2月にドバイの重賞で2戦連続2着だったリスリーン(牝6、父レイヴンズパス)は夏のG1でラストランの予定。清水師は「今年は特に厩舎力の試される年になるかと思いますので、面白いと思います」と飛躍のシーズンにする決意だ。

みんなのコメント

現在のコメント数0

みんなの投稿ニュース

サービス終了のお知らせ 長きにわたってご愛顧いただきました「みんなの投稿ニュース」ですが、8月22日(予定)を持ちましてサービスを終了することになりました。
長らくのご利用、誠にありがとうございました。
なお、コラムコンテンツにございます「みんなのコラム」は引き続きサービスを提供しておりますので、ご自身で執筆される記事の投稿につきましてはこちらをご利用くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。※記事の転載等は禁止しております。投稿ガイドラインをご確認ください。

ランキング

アクセス数

もっと見る

    注目数

    もっと見る