普段の函館に戻って…コロナ禍の第1回終了

2020年06月30日(火) 20:06 0 2

新型コロナウイルス感染防止のため多くの競技が開催の延期、中止を余儀なくされている。中央競馬は無観客ながら28日に3週間にわたる1回函館開催が終了。北海道では札幌、小樽などで新たな感染者が判明しているが、幸いにも函館では4月21日を最後に確認されていない。

函館競馬場の荻原真場長は「函館の皆さんに説明してご理解をいただき、開催に踏み切りました。開催が始まる前はそわそわしていたし、市長にご説明する前は一番緊張しました」と明かした。

厩舎関係者が外出した際の門限は午後9時。報道陣も人数制限、マスク着用、取材対象者との距離2メートル以上、1人の取材対象者に取材者3人以内などの「お願い」をされている。騎手だけでなく競馬サークルにいる全員がナーバスな時期に競馬ができることは当たり前ではないことを理解しながら行動している。

もちろん地元の理解なくして開催は成り立たない。武豊騎手ら函館滞在中の騎手を中心とした30人のジョッキーが浜辺でボランティア清掃を行ったのが22日。これには反響も大きかったようで、函館競馬場には「清掃していただいてありがとうございます」というメールも届いたという。参加した藤岡佑騎手は「(ボランティア活動後に)地域の方からも声をかけていただきました。今回は3密を避ける意味でもジョッキーだけの参加になりましたが、厩舎スタッフからも参加したかったと言われました」と話していた。

7月4日から同19日の2回函館開催も無観客で行われる。同場長は「平日払戻の運用が始まるなど、徐々に開けていくと思うが、感染防止には細心の注意を払って進めていく」と気を引き締める。函館市民から「無観客で競馬が開催されていないみたいでさみしい」という声も聞いた。

一刻も早く普段の競馬場、普段の函館開催が戻って来てほしい。

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