ディアドラ引退決定、今後は海外で繁殖生活

2020年11月21日(土) 09:20 0 2

 20日のバーレーンインターナショナルトロフィー(サヒーン競馬場、芝2000メートル)で8着に敗れたディアドラ(牝6歳、栗東・橋田満厩舎)が、同レースを最後に現役を引退することが21日、決まった。管理する橋田調教師が明らかにした。

 今後は海外での種付けを予定しているが、どの国で行うかは未定。まずはこれまで拠点としていた英ニューマーケットに戻り、今後についての検討を進めていく。

 同馬は2歳7月に中京でデビューし、3歳秋の秋華賞でG1初制覇。昨春のドバイターフ(4着)以降は海外に拠点を置き、日本を含めると実に8か国のレースに参戦。世界にその名を広めた。中でも海外転戦4戦目だった昨年のナッソーSを快勝。日本馬による英国G1・2勝目で、日本で調教された牝馬による初の英国G1制覇という快挙だった。

 今年は大目標を凱旋門賞に置いていたが、道悪に泣いての8着。勝利を挙げることはできなかったが、今後は「鉄の女」と言われたDNAを子供たちに受け継いでいく。

 橋田満調教師「乗り役が前に行こうと促そうとしたけど、行かなくなってしまいました。直線で(前が)空いたら伸びたのですが、そこがゴール。(行かなくなったのが)6歳で、引退させてほしいという彼女のメッセージと受け取りました。次の生産、繁殖というステージに向かいたいと思います。

 たくさんの国で走り、日本の生産馬の可能性を見せてくれました。本当に感謝しています。ヨーロッパのいい種馬がどれでも付けられるオファーがきていて、彼女に合った種馬を付けようとオーナーと相談しています。

 イギリスの坂のあるコースで勝ったのは、日本馬ではディアドラだけ。同世代のリスグラシューを差し切ったこともあります。素晴らしい馬でした。今までありがとうございした」

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