キーンランドセール初日に森師が3頭落札!

2021年09月14日(火) 21:38 1 2

米国のキーンランド・セプテンバー・セールが13日にスタートした。全米から良質な1歳馬が集まり、米国内だけでなく、欧州や日本からも多数のバイヤーが集結するセール。初日に目立ったのは、日本人オーナーの代理を務める森秀行調教師(62)で、ジャスティファイ産駒3頭を95万ドル(約1億450万円)、65万ドル(約7150万円)、62万5000ドル(約6875万円)で高額落札している。

セールに先立ち、ブラッドホース電子版は森師のインタビュー記事を掲載。フルフラットのサウジダービー制覇など米国産馬で数々の実績を残す森師を「グローバルエージェント」と評価し、今年の森師の顧客には藤田晋氏(サイバーエージェント代表)、加藤和夫氏(ジャスパーの冠名でジャスパープリンスなどを所有)、大野剛嗣氏(マテラスカイ、フルフラット、ステラヴェローチェなどを所有)が含まれていることを伝えている。

森師は「私の厩舎は80%が外国産馬で、それがスペシャリティの1つです。日本はマーケットが小さいので、価格が高騰している」と海外のセールに積極的に向かう理由を説明。また、藤田晋オーナーについて、「彼はゲームとマンガという非常にユニークな角度から競馬界に入ってきました。とても熱心で素晴らしい人です」と紹介している。

過去の名馬を擬人化したゲームコンテンツ「ウマ娘」を大ヒットさせた「サイバーエージェント」の藤田晋社長は今年、日本のセレクトセールで爆買い。千葉セリで4億7100万円で落札したディープインパクト産駒ドーブネが札幌で初勝利を挙げた。競走馬オーナーのデビューとなったデュガは今年3月に米国のトレーニングセール(OBS)で森師が代理購買した馬であり、米国でも同オーナーの存在は認知されている様子だ。

95万ドルのジャスティファイ産駒(牡)は初日4位タイの高額落札で、半姉プリティーンクールは重賞3勝の活躍馬。65万ドルのジャスティファイ産駒(牡)は母がG1馬で、祖母のきょうだいに「ベルモントS兄妹制覇」を果たしたジャジル、ラグストゥリッチズ、日本で活躍したカジノドライヴがいる血統。62万5000ドルのジャスティファイ産駒は16年の2歳王者クラシックエンパイアの半弟になる。どの馬が藤田晋オーナーの代理落札かは不明だが、いずれも将来性豊かな1歳馬。今後無事に来日すれば、来夏以降に日本でデビューすることになる。

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