豪名牝ベリーエレガント、欧州移籍へ

2022年05月13日(金) 00:40 0 2

 2021年メルボルンCを始め、G1通算11勝を挙げているオーストラリアの名牝ベリーエレガントが、フランスのフランシスアンリ・グラファール厩舎へ移籍することが分かった。管理するクリス・ウォーラー師から明かされ、レーシングポストを始め複数のメディアが報じている。

 ベリーエレガントはニュージーランドで生産されたZed産駒の6歳牝馬。デビュー時はニュージーランドで走り、その後オーストラリアへ移籍。当初の管理調教師だったダレン・ウィアー師が動物虐待の不祥事を起こしたことでクリス・ウォーラー厩舎へ転厩する事態があったものの、2019年のヴァイナリースタッドSでG1初制覇を挙げた勢いそのままにオーストラリアンオークスとG1連勝。以降マイルから芝3200mのメルボルンCを制するなど距離を問わない幅広い活躍を挙げ、2020/21シーズンには豪州年度代表馬にも選出された。

 ベリーエレガント陣営はかねてより凱旋門賞を今年の最大の目標と掲げており、今後数週間以内にフランスへ輸送する予定。なお同馬は現時点で凱旋門賞には登録しておらず、出走するには追加登録が必要となる。

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