豪リーディングサイアーで初の親子ワンツー

2014年08月01日(金) 22:55 0 0

大種牡馬リダウツチョイスとその息子のスニッツェルは2014年のリーディンサイアーで1位、2位となり、オーストラリアの競馬史に足跡を残した。親子によるワンツーはリーディンサイアーの記録に残る1883-1884年シーズン以来初めてのことである。

親子はともにアローフィールドスタッドで繋養されており、同一スタッド繋養馬のワンツーはキラオラスタッドがデルヴィルウッドとミッドストリームで達成した1953年以来のことである。

リダウツチョイスは3回目のリーディンサイアーとなり、シーズン終了時の獲得賞金は1020万豪ドル(約9億7600万円)以上。最高傑作とされる2009年産の産駒からは少なくとも96頭が勝ち上がり、10頭のステークスウイナーが誕生している。

そのなかには2014年のワールドベストレースホースランキングの短距離部門で123で世界一となり、オーストラリア所属馬でもっとも高いレートを記録した、G1を3勝したランカンルピーが含まれている。ランカンルピーはタイムフォームレイティングで昨シーズンのオーストラリア所属馬で最高の132をマークし、ロンロ、マカイビーディーヴァ、ノーザリー、ストロベリーロード、サンライン、ウィークエンドハスラーといった過去のチャンピオンを上回った。

リダウツチョイスは9年間で3回めのリーディング獲得となり、これは過去100年ではデインヒル(9回)、ベターボーイ(4回)だけが記録する稀なものである。

スニッツェルは980万豪ドル(約9億3800万円)で2位となり、G1を2勝したシャーマスアワード、G1勝ち馬スニッツァーランドなどを出している。

(以下略)

■ジョン・メッサーラ(アローフィールドスタッド会長)
 リーディンサイアー争いは過酷なコンテストであり、それだけに勝つことはとても刺激的だ。この業界で最も競争力のある時代に達成できたことは私や私の家族、スタッフにとって非常に意味がある。

リダウツチョイスとスニッツェルは選りすぐりのアローフィールドの種牡馬たちのなかでも卓越したパフォーマンスを示している。私は我々が提供している種牡馬ラインナップは生産者にとって最高のグループであると確信している。

(Herald Sun 8月1日)


【補足】
親子ワンツーは日本ではサンデーサイレンスとその息子たちが3回達成し、2007年は3位までを親子で独占しています。

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