先週12月7日のWIN5は1536万370円の高額配当決着となりましたが、単勝オッズ25.7倍の9番人気に止まっていたターコイズS（中山11R）のミナレットを含め、優勝を果たした5頭はいずれも「伊吹式WIN5ランキング」で名前の挙がった馬でした。

　正直なところ、絞りに行ったレースの推奨馬が軒並み勝ち切れなかったこともあって、前回の予想が自慢できるようなものだったとは微塵も思っていません。ただ、その予想に丸乗りしていれば43万2000円が1500万円超の高額配当に化けたはずであることも事実。バックナンバーをご覧いただければわかる通り、今年3月16日にも1000万円超の高額配当決着を“的中”させていますから、当コラムの年間収支は細かく計算するまでもなく大幅プラスです。今後は「伊吹式WIN5ランキング」上位の馬だけでそれなりの配当が当たるよう予想を調整していくつもりですので、どうぞご期待ください。

　明日12月14日のWIN5は総出走頭数が75頭、総組み合わせ数が73万3824通り（土曜16時現在）。混戦模様のレースが多いうえ、総組み合わせ数は前回の倍以上ですから、極端な低額配当で決着する可能性は高くないと思います。

◆手広く攻めるのは遠州灘特別

　1レース目は3歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の美浦S(中山10R)。実績上位のマイネルミラノ、ミエノワンダーが注目を集めそうです。

　2レース目は3歳以上1600万下、ハンデキャップ競走のオリオンS(阪神10R)。3歳のヴォルシェーブらが上位人気グループを形成するでしょう。

　3レース目は3歳以上GIIIのカペラS(中山11R)。土曜16時の時点ではノーザンリバー、ダッシャーワン、サトノプリンシパルに支持が集まっています。

　4レース目は3歳以上1000万下の遠州灘特別(中京11R)。前走で2着に好走したアウトオブシャドウ、実績上位のアウォーディーらが人気になりそうです。

　5レース目は2歳GIの阪神JF(阪神11R)。こちらは土曜16時の時点だとロカの人気がやや抜けており、ココロノアイ、レッツゴードンキ、コートシャルマンあたりが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2014年12月14日版]

1位 阪神11R 1.ロカ
2位 中山10R 7.ミエノワンダー
3位 中山11R 7.ダッシャーワン
4位 阪神10R 5.ヴォルシェーブ
5位 中京11R 6.メイショウエゾフジ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中京11R 3.アウトオブシャドウ
7位 中京11R 1.カノン
8位 中京11R 4.パドルウィール
9位 中山10R 1.マイネルミラノ
10位 阪神10R 7.フェデラルホール
【以上すべての馬を買うと16点買い】

11位 阪神10R 14.マイネルアイザック
12位 中山11R 3.ノーザンリバー
13位 中山11R 14.ナンチンノン
14位 阪神11R 13.コートシャルマン
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 阪神11R 11.レッツゴードンキ
16位 中京11R 13.アウォーディー
17位 中京11R 8.キングストーン
18位 阪神10R 6.マイネルジェイド
19位 阪神10R 8.ロングリバイバル
20位 中山11R 5.シルクフォーチュン
21位 中山11R 16.メイショウノーベル
22位 中山11R 8.アドマイヤサガス
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

23位 中山11R 9.サトノプリンシパル
24位 中山10R 10.シベリアンスパーブ
25位 中山10R 4.ジェントルマン
26位 阪神11R 3.アルマオンディーナ
27位 阪神11R 17.ダノングラシアス
【以上すべての馬を買うと4200点買い】

　手を広げたいのは中京11Rの遠州灘特別。今年の4回中京芝2000ｍ（12月13日終了時点）は、3歳以上のレースに限ると、馬番が7〜18番、かつ前走の4コーナーを3番手以下で通過した馬が[0-1-1-26]と苦戦しています。内めの枠を引いたカノン、アウトオブシャドウ、パドルウィール、先行力のあるメイショウエゾフジあたりを重視すべきでしょう。

　絞り込むなら阪神11Rの阪神JF。2006年以降のレース傾向を見ると、前走がJRAのレース、かつその前走で出走メンバー中3位以下の上がり3ハロンタイムに終わっていた馬は[0-1-2-65]、JRAのレースにおいて4着以下となった経験がある馬は[0-2-1-80]と、それぞれ苦戦していました。面白そうな馬は何頭かいますが、予算的に手広く買うのが難しければロカに絞りたいところ。この馬に支持が集まっている分、他の馬は4レース目を突破した後に単勝で買う方が良さそうです。