2013年11月05日(火) 12:00
エリサべス女王杯のように3歳馬と古馬がぶつかる場面では、世代比較論が持ち出されがちである。かつては有馬記念の予想などでも、世代比較の話がよく出た。
しかし実際のところ、世代によるレベル差というのはどのくらい存在するのだろうか? 古馬のG1を勝ったのがオサイチジョージだけという1986年生まれの牡馬などは確かにレベルが低かったような気はするが、そこまで極端な指標の差がでていない世代どうしの比較は難しい。
そもそも、基準をどのように取るかという問題がある。先述したG1勝利だと、1頭の傑出した馬がいるだけで世代全体が過剰評価されやすくなる。反対に一般レースまで含めた話にすると、世代ごとの違いというのは見えづらくなる。
今回はエリザベス女王杯を考えるうえでの折衷案として、このように考えてみた・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
須田鷹雄「回収率向上大作戦」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。