新潟記念への臨戦過程

2014年09月02日(火) 12:00


前走もGIIIという馬が馬券に絡んだ馬のほとんどを占めているが…

 新潟記念の過去10年を振り返ると、前走もGIIIという馬が[9-7-10-83]と馬券に絡んだ馬のほとんどを占めている。出走馬に占める割合が高いのも事実だが、その他の馬の合計が[1-3-0-43]で、この馬たちの回収率は単13%・複28%。一方で前走GIII組は単164%・複112%だから、検討対象としてこちらを優先すべきなのは明らかだ。

 全馬均等買い時の回収率がこれだけ高いということは要するに穴が出ているということなのだが、では、そのきっかけとなる最大のポイントはどこなのだろうか?

 ハンデ戦なので斤量と思われがちだが、実際にはそうではない。牡馬は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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