少頭数のきさらぎ賞はどう攻略する!?

2016年02月05日(金) 18:01


◆波乱は期待しづらいか

 きさらぎ賞は、もともと2000mからの距離短縮組が強いレース。今年は人気馬がそれに該当するし、出走9頭だけに、波乱は期待しづらいところだ。

 サトノダイヤモンドは人気に応えそうな雰囲気十分。500万勝ちしたばかりで人気というのは本来嫌いたい状況だが、今年は前走オープン組が皆無という前代未聞の(少なくとも平成以降では初)メンバー構成。あっさり勝ちそうではある。なにかしらケチをつけるとしたら、2戦がともに湿った馬場のスローだったことくらいか。ただペースはともかく、馬場は良馬場になって悪いことはないはずだ。  ロイカバードはデビュー戦でサトノダイヤモンドに完敗しているが、1戦多い経験値を利して逆転したいところ。武豊騎手は最近戦略面で冴えたレースを見せているだけに、相手を1頭に絞ってどんな競馬をしてくるか楽しみだ。  レプランシュも素質的にはかなりのものを持っているのだが・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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