桜花賞1番人気確実のメジャーエンブレムに問題点があるとすれば…?

2016年04月08日(金) 18:00


◆シンハライトよりジュエラーのほうを優先してヒモに取る手も

 メジャーエンブレムが一本かぶりになりそうな桜花賞。しかも同馬がクイーンCからというローテを選択したことで、予想が難解になった。同馬がチューリップ賞に出ていれば話は単純になっただろうし、チューリップ賞で阪神JF組が好走していたら比較も容易だった。しかし現状は、「見た目に強そうだが、新興勢力と比較する物差しが不足」という状況になっている。

 そのメジャーエンブレムだが、クイーンCで時計の裏付けも得られたし、不安材料があるわけではない。関西への輸送を避けたローテも、合理性はあるだろう。

 問題があるとすれば2つ。ひとつは、阪神JFとクイーンC組が揃って弱かったらどうするのかという問題。こちらは着差と、クイーンCの時計である程度否定することはできる。

 もうひとつは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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