父スペシャルウィークに似た天才型/宝塚記念

2016年06月25日(土) 18:00


自ら強気にスパートして出たい

 金曜日から土曜日まで、降ったり止んだりの雨が、日曜日の午後の阪神の馬場にどのくらい影響するのか。土曜日の芝コースは、1Rの2歳未勝利戦が「重馬場」でスタートし1600m「1分37秒6」。上がり37秒1だった。走りにくい重馬場とは映らず、このまま天気予報通り雨が降らないなら、日曜日の午後には「良馬場」に回復してくれるのではないか、と思われる。  期待するトーホウジャッカル(父スペシャルウィーク)は、弾むようなフットワークで、軽く鋭いストライドが持ち味。馬場が渋ったままだとマイナスが考えられたが、これならフルにスピード能力が発揮できるだろう。8-9分と思われる状態で0秒3差の4着した昨年とは、今年は雲泥の仕上がりになった。

 菊花賞3000mを日本レコードの「3分01秒0」で、のちに有馬記念を勝つゴールドアクター(3着)、2着するサウンズオブアース(2着)相手に快勝しているが、あれは・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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