最近は前走GI組の勢力が弱まっているシンザン記念

2019年01月04日(金) 18:00

GII・GIII組や500万組の好走が目立つ

 以前のシンザン記念は朝日杯の負け組が出てきてそれなりに結果を出していたが、最近は前走GI組の勢力が弱まっており、そのぶんGII・GIII組が好走したり、500万組が穴をあけたりしている。

 今回人気が予想されるアントリューズも前走500万条件組。人気薄ではないので馬券上の妙味はないが、格負けの心配は少ない。関東馬は過去10年で8頭出走して[2-1-0-5]。意外に通用しており、この馬にとっては心強いデータだ。

 GII・GIII組ではハッピーアワーに期待したい。短めの距離から使われはじめたが、マイルもそれなりにこなした。今回は前走で先着した馬も上位人気になるメンバー構成。内寄りの枠からロス無く進めて勝ち負けに絡みたい。

 ドナウデルタは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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